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企業論理の視点から見たFC2

◆企業論理の視点から見たFC2

本作で何回か前にFC2について言及したが、もう少し突っ込んで「企業論理の視点」からFC2について買いてみたい。

何故こんなことに今まで気づかなかったのか、自分が正真正銘のバカとしか思えない事実に気づいたからだ。

ズバリ、「IT企業は、広告収入によって成り立っている」という事実である。

IT企業は、サイトやスマホアプリに民間企業に広告画面を出してもらうことにより成り立っている。

もちろん、広告画面を出してもらっただけでは、広告収入は派生しない。

作家でも閲覧のみの読者でも誰でもいいので、とにかくできるだけ多くの人に広告をクリックしてもらわなければFC2の経営は成り立たないのだ。

(タイトルを変更して良かった!今のタイトルなら、こういうことも書けます。)

登録作家数はもちろんのこと、登録小説数、閲覧者数なども、営業の際には広告主に対するアピールになる。

この閲覧者数だが、たぶん多くのFC2作家が気づいていると思うが、小説の紹介ページにアクセスしただけでカウントされる。

どうやら、1ページ目を読まなくてもカウントされるシステムみたいなのだ。

この方式は、FC2作家に「私の小説に、こんなに多くの閲覧者がある!」と喜んでもらうために採用されているわけでは恐らくないはず。

広告主に対する営業材料として、小説の閲覧者数が少しでも高いほうが有利というのが、本当のところだろう。(たぶん)

サイトへの訪問者総数というのも、営業材料として、またIT企業の実力を示す指標として有効である。

つまり、できるだけ多くのネット・ユーザにFC2を訪問してもらうことこそが、FC2をより発展させるための秘策だと言えよう。

荒らし対策をはじめ多くの改善案がFC2作家からFC2小説へと要望されているが、システムを変更には、資金(経費、人件費)が要る。

そのための資金を生み出すのも、広告収入である。

で、ここまで説明したうえで良識派の反発を承知であえて書くなら、いわゆる十八禁作品、エロ系の小説の集客力(集閲覧者力?)は、どう低く見積もってもノンエロ系の倍以上!

つまり、民間企業FC2にとって本当に大切なのは、恐らくは十八禁小説を書いてくれる作家!

私は十八禁小説も書くが、子ども向けの童話も書く。

本音の本音では、FC2は私に童話ではなく十八禁作品を書いて欲しいのではないだろうか?

(仮の話です。FC2の中で私は、どちらにしても大して集客力のある作家ではないので。)

もちろん、企業は営利のみにて生きるにあらず。

企業イメージというのも大事である。

「うちのサイトは、年少者に配慮しています」というアピールは、FC2も是非したいことだろう。

しかし、もし人気の十八禁作家たちが大挙してFC2を去ったり、あるいは作品を書かなくなったら、FC2小説の人員は削減される可能性が高い。

そうなると、多くの人が要望している荒らし対策のためのシステム改変などできるわけもなくなるというのが、現実である。

こういった現状分析は、もしかすると多くの人の感情を害するかもしれない。

しかし、感情だけで民間企業の経営は立ちゆかない。

FC2は利用料無料のサイトではあるが、経済界と無縁ではない。

その事実をFC2作家は、知らないよりは知っていたほうがいい気がする。

更新日:2013-06-14 16:09:44