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責任と緊張と喜びとサービス精神と

◆責任と緊張と喜びとサービス精神と

何度か書いているが、私はどちらかといえばサービス精神旺盛な書き手である。

読者を喜ばせたいという気持ちが強いタイプだと思う。

もちろん「能力の範囲内で」ではあるが。

なので、変な言い方だが作品の読者数が伸びないと、妙に安心(?)したりもする。

逆説的に聞こえるが、誰も読んでいないと思うと、のびのび書けるとでもいえばいいのか。

もちろん、読者数が増えて嬉しくないわけがない。

しかし、読者数の増加は緊張を高めるし、書いたものに対する責任が増大するのも事実。

発表時完結済みの作品には関係のない話だが。連載の場合には更新する度に増える読者数というのは、実は結構プレッシャーだったりもする。

(ウソです!お願いですから、読むのをやめないでください!)

多くの(十数人の?)読者が読んでくださっていると考えるだけで、何らかの有益なものを持って帰っていただかなければという思いと、こんなこと書いて退屈だと思われたらどうしよう?という思いが錯綜してしまう。

きっと、私はよほどの小心者なのだろう。

しかし、やはりある程度のサービス精神は大事だと思う。

しょせん素人作家。

サービス精神なくして、たとえ数人だろうと読者を確保できるなどと自惚れてはいけない、と常に自らを戒めてもいる。

私には自分が、FC2という素人集団の中ですら五年にひとり…どころか、一年に一人の逸材だとすら思えない。

だからこそ楽しんでいただけそうな要素てんこ盛り作戦は大事だと思っているが、しかし一定のルールはある。

社会的弱者や少数派を扱う時には、読者におもねらない。

これが、マイ・ルール。

このルールだけは、破らないようにしていくつもり。

更新日:2013-05-29 16:02:52