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外来語か日本語か

◆外来語か日本語か

私が年寄りくさいだけなのかもしれないが、最近「なぜ、この語を英語でカタカナ表記するのか?」と疑問に思う語を時々見かける。

例えば「ブランケット」「ピロー」など。

某サイトの某小説のタイトルで「ピロー」という語を使っていたが、韻を踏んだタイトルだったので。こういうのは私のような古い人間でも受け入れられる。

それどころか、あまりにも面白くてビックリしたほどの傑作だったうえに、「ピロー」という語が内容にも上手に生かされていたので、大いに納得した。

と、閑話休題。

文中に出てくる場合だが、何故わざわざ「毛布」と書かずに「ブランケット」と書くのか、「枕」と書かずに「ピロー」と書くのか、理解に苦しむ時がある。

もちろん、私が古臭いだけかもしれないが、今の時点ではまだ「毛布」「枕」でいいんじゃない?と思うからである。

(あくまで、私の主観です)

もちろん、何らかの効果を狙って外来語表記にしたであろう可能性も、大いにある。

そして、前時代的な人間である私だけが、その効果を感じ取れなかった…という可能性は大いにある。

と、ここまで書いて思ったのだが、こういった新しい表記って、どちらにしても最初は違和感を持って読まれるはず。

そういったものの中から、生き残っていく表記もあれば、自然消滅していくものもあるだろう。

若い世代や冒険心あふれる書き手は、恐らく果敢にこういった新しい表現に挑戦しているのだろう。

様々な表現が生まれては、時には読者から拒否され、時には熱狂的に受け入れられ、淘汰されていくのかもしれない。

そう考え始めると、私も挑戦したくなってくるから不思議。

まずは、いわゆる和製英語をアメリカで通じる英語にしてみようかな?と思いついた。

例えば、「ガソリンスタンド(和製英語)」ではなく「ガスステーション(現地で通じる表現)」。

一見するとバカバカしいが、海外旅行では案外こういった知識が身を助けてくれることも多い。

また、中国語の人名については、ぜひ挑戦していきたい。

「毛沢東(もうたくとう)」ではなく「マオ・ツェードン」、「蒋介石(しょうかいせき)」ではなく「チャン・チェシー」(だったと思う)などなど。

中国の著名人の名前を日本語読みでしか知らないと、外国人と話す時、本当に困るので。

あとは、外国人と話すとすれば英語(もしくは日本語)しかないわけだが、地名の英語読みというのも意外に役立つ。

例えば、「サンクトペテルスベルグ」ではなく「セントピータースバーグ」。

微妙なところでは、「フロイト(ドイツ語?)」ではなく「フロイド(英語読み)」。

英語が万能だと思っているわけではないが、話者人口の多さから言っても、英語での発音を知っていても悪くはない気がするので。

更新日:2013-04-25 10:52:44