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書き手としての私の個性

◆書き手としての私の個性

(本作は、どうも自分の覚え書きという側面が強いので、遠慮なくスルーしてください。ただし、他人の創作過程の覗き見というのも意外と興味深く、私は人のを読むのが大好きなので公開します)

FC2で小説を書き始めてみて、段々と色々なことがわかってきた。

小説を読むこと、書くことは「己を知ること」だと、つくづく感じる。

今度の作品の方向性にも影響が出て来るだろうし、迷った時には指針にもなってくれそうなので、書き手としての自身について認識できたことについて書きとめておくことにする。

私のウリ
・世界第四位の観光都市に生れ育ったこと。
・作品に冗長な部分やダルい描写が少ないこと。
・文体を変えるのに躊躇がないこと。
(少なくとも、作者は変えている気になっています)
・衒学的な知識の入れ込み。
(まだ、この手の作品は書いてないけど、上手くすれば京都人であるのと同じぐらいのウリになる気がする)
・上手いかどうかは別にして、何種類かのジャンルが書ける。
(作品のトーンが一定しないという側面もあり、もろ刃の剣ではある)

私の短所
・全体的に表現があっさりし過ぎている。
・人物の心理描写がほとんどないか極めて少ない。
・描写のシツコサ、繰り返し回数が不足している。
・作品のカラーが安定していない。
・登場人物を過酷な状況に追い詰めるのが苦手。
・自分で書いたものを読み、ちょっとでも面白くないと思ったら即書くのをやめてしまう。
(これでは、長編なんか書けるわけがない!多少おもしろくないと感じる箇所があっても、書き続けろ!)

得意なジャンル
◎大人向け童話(寓話、風刺など)
◎コメディ?
(自分でも意外。抱腹絶倒ってほどの作品ではないけど)
○純文学もどき
(不得意ではないと思うが、辞書ひくのは結構メンドウくさい)
△子ども向け童話
△SF
(大好きなのに、イマイチっ!社会システムの描写が下手)
△ホラー(もっと修行が必要)
×ファンタジー
(新たな世界をいちから想像していくというのが性にあってない)
×ミステリー
(トリックを思いつかない)

作品のカラー・トーン
◎やや暗い目で少々重く、ちょっと乾いた雰囲気。
◎楽しい系のものでも比較的文章が硬く、キッチリ・カッチリした感じ。
◎(京都弁を使った場合は)ネットリ。
×乾いた明るい残酷さ。
(サガンの『悲しみよ、こんにちは』、デュラスの『愛人』みたいなタイプの作品は、私には無理)
×青春・思春期のあやうい脆さ。
(そういう感性は、間違いなく皆無)

注意点
・自分ではいまいちと思っている作品が読者に喜ばれることもあるので、臆せず発表する。
・自作については常に謙虚に研鑽を重ねる。
(一語を、助詞一字を、おろそかにしない)
・伝わらないのではないかと心配し過ぎない。
(読者を信じる!)
・言葉は、「音だ」ということを忘れない。
・無駄のない短編は私が得意とするところなので、長編を書きたいと思い過ぎないようにする。

以上です。

更新日:2013-04-23 17:44:38