• 作品を探す:

小説

携帯でもPCでも書ける!

  • 28 / 60 ページ

新しい擬態語

◆新しい擬態語

むかし読んだのだが、小説を書く時に新しい擬態語は使ってはいけない、使ったとしても滅多なことでは読者に受け入れてはもらない、と何かに書いてあった。

確かに、私の長い読書歴を見ても、新しい擬態語は滅多に見かけないし、見かけてもあまり流行らなかった。

そのせいか、ライトノベルを除く紙媒体小説の作者たちは、概ね今もこのルールを守っているように思う。

しかし、ネット小説を読み始めて気付いたのだが、今や小説界は新しい擬態語に満ちあふれている。

ぷるぷる(と首をふる) =ふるふる
ずきん(と心が痛む) =つきん
おたおた(する) = わたわた

などである。

なぜか、私のような紙媒体世代でも容易に受け入れることができた。

ほとんど違和感をおぼえなかったからだ。

もちろん、文体自体が軽め(ライト)だったり、今ふうだからこそ違和感がないともいえるが、それにしてもこうも簡単に広まったとは…。

ちょっと前まで「マンガ家の人が表紙や挿絵を書いている本=ライトノベル」だと信じ込んでいた私だが、意外と奥が深いことに気付いた。

これはぜひ紙媒体本でライトノベルを読んでみないと!と思って一冊買ってみた。

(『人類は、衰退しました』ってやつです。まだ、読み始めていませんが)

若い人が読者層だからか、普通の小説の文庫と比べると値段が安い目に設定してあるのも、いいと思う。

ライトノベルは様々な新しい試みをしてきており、それらは私のような古いタイプの人間にも認知され始めている。

あと百年たてば、もしかするとウルトラ・ライトノベルとかが出て、もっと色々変化するのだろうか?

タイムマシンがあるなら未来へ行って、どんなふうに変わっているか、ぜひ確かめてみたいものだ。

更新日:2013-04-20 20:44:23