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ストーリーを面白くするための姑息な裏技

◆ストーリーを面白くするための姑息な裏技

表記法について考えさせてくれたのが谷崎の『文章読本』なら、ストーリー展開について教えてくれたのはディーン・R・クーンツの『ベストセラー小説の書き方』。

世界中で五億冊以上を売り上げたというアメリカのエンターテイメント作家・ディーン・クーンツのストーリー展開は神業だと思う。

『戦慄のシャドウファイア』『雷鳴の館』『ウィスパーズ』『オッド・トーマスの霊感』なんかに勝るエンターテイメント小説は、もう地球上には出ないんじゃないかと思うぐらいすごい。
(個人的な感想です)

でも、何度クーンツの作品を読み返してみても、懇切丁寧に展開の仕方を伝授してもらっても、「はい、わかりました」と書けるわけではないのが現実。

できるだけ有名で魅力的な場所を舞台にしろだとか、ジャンルをミックスして色々な面白さを盛り込めだとか、場面展開を速くしろだとか、良いアドバイスが多いのにもかかわらず、実行は容易ではない。

クーンツの教えを受けたらクーンツのような作品が書けるのなら、今頃私は世界的なベストセラー作家になっているはずなのに、悲しいことにまったくそんな気配はない。

ストーリー展開だけでなく、会話文の書き方なんかも参考になるので、『ベストセラー小説の書き方』は時々読みかえしてます。

先日、本屋で野田昌宏著の『スペース・オペラの書き方』という本をチラッと立ち読みしたら、クーンツを同じことを言っていたので興味深かった。

要は、面白いストーリーを書くためには「本(主に小説)を、読んで、読んで読みまくれ!」ということ。

まぁ、当たり前といえば当たり前ですが。

更新日:2013-03-28 11:20:42