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政治
【東京都議選2013】ネット選挙「フライング」横行懸念 専門家「グレーゾーン出てくる」
立候補予定者の中で最高齢の自民元職、内田茂氏(74)=千代田区=も4月に入ってブログを始めた。陣営関係者は「若者と距離感を縮めるため。指をくわえて後れを取るわけにはいかない」と説明する。
各陣営が注目するネット活用だが、書き込みや動画配信は「現行の公職選挙法が禁じる『不特定多数への文書図画頒布』に当たる可能性がある」(都選管)として、これまで多くの候補者が告示後のネット利用を控えてきた経緯がある。
だが、民主の浅野克彦都議(38)=練馬区=は選挙期間中のネット利用を宣言。告示後も日程や密着映像を配信する予定だ。「IDなどを取得した利用者しか更新情報は見られない」とし、不特定多数に当たらないとの認識だが、都選管は「誰でもIDの取得を申し込めるとなれば『不特定多数』になる可能性もある」との見方を示す。
都選管は5月、各市区町村選管職員を対象にしたネット選挙に関する説明会を実施。「公平な選挙を行うには判断基準を同一にする必要がある」としている。
説明会で講師を務めた選挙プランナーの三浦博史さん(62)は「都議選でもメルマガやHPで登録会員に活動日程を伝えるようなグレーゾーンの利用は出てくる」と展望。ただ、「解禁直前にあえて警告や摘発に及ぶようなことはしないのでは」と推測する。
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