寺山修司さんの未発表資料寄託 元秘書が早大博物館に劇作家、歌人などとして活躍した寺山修司さん(1935~83年)の学生時代のノート、舞台を演出した際のメモなど、未発表資料を含む約5千件の寄託を受けたと、早稲田大演劇博物館(東京都新宿区)が13日、発表した。 寄託したのは寺山さんの秘書で、資料を収集保管していた田中未知さん(67)=オランダ在住。 早大入学後、腎臓を患って入院していたときに書いた自筆ノート「ロミイの手帖」には、人間が鳥を脇に抱えたような絵に「さみしい天使」と記されていた。このほか、主宰した「演劇実験室『天井桟敷』」の公演の制作過程が分かる手書きの資料なども残っていた。 【共同通信】
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