「統一球隠ぺい問題」の渦中にある加藤良三コミッショナー(71)と日本野球機構(NPB)が窮地に立たされている。騒動発生以来、コミッショナー事務局は連日の苦情電話とメールに悩まされており、業務に支障が出ている状況。14日はついに脅迫電話がかかってくるという事態にまで進展してしまったのだ。裏切られたファンの怒りは頂点に達しようとしている。
臨時の12球団代表者会議が開かれたこの日、加藤コミッショナーは午後3時過ぎから記者会見に臨んだ。第三者機関の設立は決めたものの、自らの進退を問う声には「コミッショナーとして1日1日最善を尽くす」と辞任を否定した。
そんな煮え切らない加藤コミッショナーへのファンの抗議は、この日も約200本の電話、約1200通のメールという形で事務局を圧迫した。だが、そのうちの1本の電話が事務局員を恐怖のどん底に突き落とした。関係者によれば午後5時ごろ、男性の声で「加藤コミッショナーに会わせろ」「1時間30分後に行く」という“脅迫電話”がかかってきたという。
「具体的な時間が予告されていたので他の電話よりもリアリティーがあった」(NPB関係者)ため、事務局員は予告時間に合わせてドアの施錠をするなど警戒を強めた。
結局、予告時間を過ぎても何事も起こらず。事務局では単なるイタズラと見て所轄の警視庁丸の内署には連絡しなかったものの、NPBが入ったビルの警備員には相談。今後も不審者の侵入には細心の注意を払うことになった。
もっとも事務局のドアにはパスワード式の電子ロックがされており、不審者が入ることは不可能だ。ただ、ビルへの侵入に成功さえすれば、担当記者が待機する部屋にはたどりつけるようになっている。
それだけ統一球隠ぺい問題によるファンのストレスが、爆発寸前のところまできているということか。
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