「ビッグダディ」こと林下清志さん(48)がプロインタビュアー・吉田豪氏を相手に明かした「裸のビッグダディ」。仰天エピソードには事欠かない。
──昔、借金があったときは、風俗嬢の送迎もしていたと聞いて驚きましたけど。
林下:ヘルスの送迎だったんですけど、時給5000円で。4時間だけですけど、一晩で2万円は稼げるじゃないですか。ホントいいバイトでした。だけど男ってバカだなって思いましたね。
──どうしてですか?
林下:店にモニターがついてるんですよね。だから、ずうっと俺は、もう男のいろんなことを見ながら、『あれっ? こいつ、きのうK-1で試合があったばっかりなのに。あ、そうか、試合のあとだからむしろいいのか』とか思って(笑)。で、たまに何かあると「……お客様、何かご不都合でも?」って、木刀を持って出て行かなきゃならない。
──ああ、本番強要的な。
林下:本番強要もそうですし、「うわ、こんなヤツがいるんだ!」っていうのがたまにあって。あと条件として「お前、まゆ毛を全部剃れるか? 頭を全部剃れるか?」と最初に聞かれて。「ええ、自営業ですから大丈夫ですよ」ってことで、まゆ毛と頭を全部剃って。
──すごみを出すために。
林下:そうです。昼の仕事中はこうして頭にタオルを巻いておいて、まゆ毛まで隠すとわからないので。で、そのバイトに行くときは全部はずして、バイト先にはちゃんとユニフォームがあって、龍とか刺しゅうしたジャージに着替えて、雪駄を履いて、こうして(腕を組んでモニターを)見てたんです。
※週刊ポスト2013年6月14日号