新日本プロレスの大阪・ボディメーカーコロシアム大会(22日)で後藤洋央紀(33)との一騎打ちに臨む柴田勝頼(33)が完全決着にかける思いを激白した。柴田は高校時代から続く“運命の戦い”に区切りをつけるべく「集大成」を見せることを宣言。2人の恩人でもある亡き父・勝久さん(元新日本プロレス)にもこの一戦をささげる覚悟だ。
後藤との初一騎打ち(5月3日、福岡)は両者KOに終わった。
三重・桑名工業高の同級生であり、レスリング部の仲間。柴田は「必ず白黒つける。自分にとって特別な相手だから、今までやってきたプロレスの集大成みたいな形にしたい」と決意を明かす。
決着戦を前に、柴田の胸に去来するのは2人にとって欠かせぬ恩人の一人である父・勝久さんの存在だ。柴田は「高校の時からレスリングの練習見てきているし、今はいないけど(2人の試合を)楽しみにしてくれてるんじゃないかな」と胸中を明かした。
柴田が総合格闘技に没頭していた2008年には、後藤の申し出により、柴田の実家にあるリングで“ノーピープルマッチ”が行われたことも。それを裁いたのは、かつて新日プロの名レフェリーとして活躍した勝久さんだった。
「(大阪決戦は)その本番ですね。実際に客席やスポットライトがあってってのは、あんのかなと思ってたけど。だから、しっかり見ていてほしいなと思いますね」
勝久さんは10年1月に死去。追悼セレモニーが行われた同年3月、新日プロ愛知大会のリング上で遺影を手にした後藤も同じ思いに違いない。
2月のプロ初対決から4か月。柴田は「後藤とやって『これだよ、プロレスは!』という感じになれた。試合ができるのはうれしいし、いいものができると感じてるけど、プロの世界っていうのを忘れてはいけない。後藤にはもう一回、俺の背中を追いかけてもらう」と豪語しつつ、全てを背負い大阪決戦に向かう。
小倉ミッドナイト競輪は6月16、17日に行われる。東スポWebでは「出走メンバー、コメント、本紙の狙い」そして競輪担当記者のコラム「秋田麻子のミッドナイトレインボー」を掲載します。
ホールで話題沸騰中の「パチスロ北斗の拳 転生の章」。革新的なシステム「あべしステム」を搭載し生まれ変わった新生北斗を、パチスロライター・塾長が解説。今すぐチェ~ック!!