舞台裏で時空を超えた熟女のバトルが起きていた。北朝鮮と韓国が12日からソウルで開催する予定だった南北当局者会談は突然中止になった。
韓国は10日未明までの南北実務協議で、柳吉在統一相が首席代表として参加するといったん北朝鮮に伝えたが、柳氏が出席をやめ、次官級以下の当局者を提示した可能性がある。韓国は実務協議で北朝鮮に、対韓国政策を統括する金養建・朝鮮労働党統一戦線部長の出席を求めたが北朝鮮は応じなかった。北朝鮮は、金部長が韓国統一相より「格上」と考えているとみられる。会談の出席者の「格」をめぐって激しく対立したわけだ。
韓国統一省の当局者は「北朝鮮が今でも立場を変えれば、私たちは会談を準備する用意がある」と述べた。一方、12日の北朝鮮紙「労働新聞」は「問題は対話の雰囲気づくり」とし、対話の再開に含みを残す論評を掲載した。とはいえ、早い時期に会談が再び設定される可能性は低そうだ。その理由は、南北双方とも新指導者のもとで初の会談となるため、安易な妥協はできないからだ。
日本の公安関係者によると、韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領と金正恩第1書記の後見人で“女帝”と呼ばれる金慶喜(キム・ギョンヒ)氏の親の代から続く“因縁バトル”が問題になっていたという。
「朴大統領の父親の故朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領は、慶喜氏の父の金日成氏を終生ライバルと言い続けていました。その朴氏は金日成氏に競争を挑み、大きな経済格差をつけることに成功させた人物。今の激しい南北対立は、代替わりして再現されています」
つまり北朝鮮は最高権力者の正恩氏をかやの外に置き、叔母の慶喜氏が南北当局者会談の陣頭指揮を執り、朴大統領の出方をけん制していた。
「慶喜氏にしたら朴大統領に父の無念を晴らしたいから、南北関係を対話路線で解決させることはしないでしょう。朴大統領も慶喜氏を引きずり出すため強硬路線に出そうです」(前出の関係者)
今後も親子2代にわたる南北の国家指導者の対立が続く。
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