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環境省 中間貯蔵施設建設で検討会設置へ
6月17日 4時15分

福島県内の除染で出た土などを保管する中間貯蔵施設について、候補地周辺の住民の一部から放射性物質への不安などを理由に建設に反対する声が上がっていることから、環境省は、施設の安全性を確認する専門家の検討会を設けることになりました。

環境省は、中間貯蔵施設について東京電力福島第一原子力発電所周辺の双葉町、大熊町、楢葉町に分散して建設する方針です。
しかし、1キログラム当たり10万ベクレルを超える放射性物質を含む廃棄物を長期間、保管することから、候補地周辺の住民の一部から放射性物質への不安などを理由に建設に反対する声が上がっています。
このため環境省は、住民の不安を解消しようと、施設の安全性を確認する専門家の検討会を設けることになりました。
委員は放射性物質や地質学の専門家などで、ことし4月から行われている現地調査の結果を基に地盤に問題がないか確認したり、施設の構造や安全対策について技術的なアドバイスを行ったりするということです。
また、環境省は施設の周辺環境の保全対策について話し合う専門家の検討会も設置するということです。
いずれの検討会も今月28日に1回目の会合が開かれる見通しで、環境省は検討会での議論などを通じて、地元に施設の建設への理解を求めていくことにしています。

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