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【サッカー】

憲剛 生き残る! 1年後の本大会へ

2013年6月16日 紙面から

 【ブラジリア(ブラジル)松岡祐司、原田公樹】日本代表のMF中村憲剛(32)=川崎=が、「生存競争」に臨む不変の思いを明かした。1年後にワールドカップ(W杯)本大会を控え、メンバー再編、若手台頭の動きが加速する中にあって、中村は「競争は今に始まったことではない」と、ベテランらしい揺るぎない覚悟と決意を示した。アルベルト・ザッケローニ監督(60)は当地での公式会見で、コンフェデレーションズカップで日本が進むべき方向性、目的や意義などについて語った。

 W杯出場が決まり、1年後の本大会に向けて新たな生存競争が火ぶたを切った。ただ、それは選ぶ側、見る側の視点。選手側からすれば…。

 中村「新たな感じはあんまりない。なぜなら、(W杯最終予選のイラク戦と)メンバーが替わってないから。でも、チームの雰囲気は変わっていると思う。W杯予選が終わって、コンフェデに臨むにあたって、みんな盛り上がってきている。別の意味で盛り上がってきている感じはする。競争は、別に今に始まったことじゃない。ずっとだから。だから、みんな出番が来たらやるしかない。サブの選手、ベンチの選手、それは今も変わらないですね」

 ザッケローニ監督がコンフェデ杯後にチームづくりをリセットし、ゼロベースでの競争、チーム再構築を宣言した。

 「それは監督が決めることだし、競争は常にあると思っているので、ゼロに戻す、そうなのかなという感じ。選手は選ばれる側なので、変わらないですね、スタンスは。やるしかないし、いつ外れてもおかしくないし、ずっと入り続けるのも簡単じゃないのはもう分かっているので。今までと一緒、変わらない。やる気は常にあります」

 現状では、本田が君臨するトップ下の控え。出場機会を十分に手にしているとは言えない。

 「(3月の親善試合)カナダ戦のときのように、本当にポンと出されて、しっかりやれることをアピールしないといけない立場だから。それは今も変わらない。『いつ出番が来ても』というのは、いつも言っていますが、本当にそういうこと。いつチャンスがあるか分からないし、今までチャンスをつかんで残っている人もいるし、つかめなくて今は呼ばれない人もいる。そういうのはいつ降って来るか分からないので、いつでもやれるように、頭も体も心も準備しないといけない。それが代表だと思います。そういう意味では、出ないときもそうですし。まぁ、納得はしていないですよ。でも、それは監督の判断、ザックさんの判断することだから仕方がない。だから、ザックさんがいつでも使えるように、自分としては準備しないといけないと、常々思っています」 (松岡祐司)

 

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