聖澤和志は妹の美結と二人だけで狭いアパートに引っ越してきた。
母親が死に、他に頼るものもなかったのだ。
薬を必要とする病弱な妹を抱え、和志は学校を辞めて働く決意をする。
待っていたのは薄暗い四畳半での極貧生活。環境は想像以上に劣悪だった。
それでも兄として、せめて妹だけでも幸せにしなければ――だがひとつ部屋での生活が続くうち、それまで押し隠してきたはずの妹への背徳的な欲望が抑えきれなくなっていくのだった。
聖澤和志は妹の美結と二人だけで狭いアパートに引っ越してきた。
母親が死に、他に頼るものもなかったのだ。
薬を必要とする病弱な妹を抱え、和志は学校を辞めて働く決意をする。
待っていたのは薄暗い四畳半での極貧生活。環境は想像以上に劣悪だった。
それでも兄として、せめて妹だけでも幸せにしなければ――だがひとつ部屋での生活が続くうち、それまで押し隠してきたはずの妹への背徳的な欲望が抑えきれなくなっていくのだった。