【ニューヨーク=西邨紘子】米豚肉大手スミスフィールド・フーズが14日発表した2~4月期決算は、純利益が前年同期比63%減の2900万ドルだった。売上高は3%増の33億2000万ドル。1株利益は0.21ドルで、前年同期(0.49ドル)と市場の予想を下回った。
米国内の豚肉需要が伸び悩むなかで、飼料値上がりによるコスト上昇を価格転嫁できず、営業利益が53%減と落ち込んだ。輸出も2%減と振るわなかった。主要な輸出先の中国やロシアが米国では使用が認められている飼料添加物「ラクトパミン」の審査基準を厳格化したことや、円安の影響を受けた日本向け需要の伸び悩みが響いた。
同日発表した2013年4月通期の決算は、売上高が前期比1%増の132億2100万ドル、純利益が49%減の1億8300万ドル。
スミスフィールドはこれまでに、米国内の主要な養豚場でラクトパミン不使用を決めるなど、輸出向けの対応を進めている。中国向けの輸出は3月中に再開済みという。同社は5月末、中国の双匯国際(河南省)による総額71億ドルの買収に合意。現地企業の傘下に入り、中国向け輸出の拡大を目指す方針を打ち出している。
スミスフィールド・フーズ、純利益、ラクトパミン、決算
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