【サンパウロ=宮本英威】ブラジル政府は13日、通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引にかかる金融取引税を撤廃した。対ドルで約4年ぶりの安値圏にある通貨レアルの下落に歯止めをかける狙い。外国からのレアル買いを促し、輸入物価上昇によるインフレ加速を防ぐ。
13日公示した。従来の1%課税をゼロにする。マンテガ財務相は「市場がより自由になり、先物市場へのドルの流入が増える」と語った。政府は先週、外国人投資家が債券に投資する際にかかる6%の取引税を撤廃したばかり。今回の措置で一段と資金を呼び込みやすくする。期間1年未満の外国からの融資には6%の取引税が残っている。
通貨レアルは前日12日のサンパウロ外国為替市場で1ドル=2.1541レアルで取引を終え、2009年5月以来の安値を更新していた。
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ユーロ/円 | 125.73 - .80 | -0.97円高 | 15日 5:49 |
長期金利(%) | 0.815 | -0.045 | 14日 17:58 |
NY原油(ドル) | 97.85 | +1.16 | 14日 終値 |
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