伝道しようとしたら、「見られている」という自覚が必要だと思います。それは当然です。対象者を幸せにするために伝道しているわけですから、「そういうあなたは幸せなの?」という目で見られるからです。 育毛剤の会社の社長さんが私のような頭(髪が薄い)で、「この育毛剤はよく効くんですよ」と言われても、全然説得力がありません。それと同じです。幸せではない人から、「幸せになる道があるんですよ」と言われても、全然説得力がありません。 付き合いが表面的なうちは「幸せなふり」も通用しますが、親しく付き合うようになれば……つまり伝道しようと一生懸命になれば、「ふり」は通用しません。必ず、見抜かれてしまいます。 したがって、伝道しようとしたら、まず自分の家庭が幸せになっていないと難しいです。 氏族からも、ご近所さんからも、見られているのです。そう考えると、どうでしょうか? 私はそう考え始めた当初は、かなりプレッシャーでした。生活のすべてを他人から見られていると思っていたら、結構くたびれます。 ところが、そういう意識が、あるときガラッと変わりました。パラダイムシフトです。そのきっかけは、清平修練会でした。そこでちょっと霊的になり、死んだ弟に会い、こう言われました。 「ぼくの死をきっかけに統一教会に導かれたんだから、がんばってよ。いつも見ているんだからね」 我々統一教会員は、霊界の存在を信じているわけです。霊界は時空を超越した世界ですから、ある意味では我々の世界と重なっているわけです。霊人は、いつでも我々を見ているわけです。そういう意識が足りませんでした。 氏族的メシヤとして「召命」された我々は、先駆けて霊界に行った氏族に24時間365日「見られている」ということです。彼らは「氏族的メシヤとして勝利してほしい」と、我々の一挙手一投足を見つめているわけです。 地上の氏族やご近所さんは、私が家の中に入れば私の生活を見ることはできません。しかし、霊界の氏族は、私がお風呂で息抜きしているときでも見ているのです。もう、これは避けようがありません。「見られている」ということから逃れる術はありません。腹をくくるしかありません。 そう思えたときから、プレッシャーはなくりました。少なくとも、「幸せになるためにこんな努力をしているんですよ、どうぞ見てください」という自信はもてるようになりました。 皆様も、ぜひ腹をくくって、「見られている」という自覚をもちましょう。そして、誰から見られても「幸せでいいなあ」と思われる生活を目指しましょう。そうすれば、伝道は自動的にできるようになると思います。 |
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>幸せではない人から、「幸せになる道があるんですよ」と言われても、全然説得力がありません。 |
光太朗 2012/06/10 22:18 |
量子力学では、観測されていないときと、観測されているときとでは、物体の状態が異なると説いています。 |
小林浩 2012/06/11 21:00 |
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