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21日の「世界睡眠デー」を前に、中国初の国民睡眠調査報告が19日に北京で発表されました。それによりますと、中国人の睡眠指数は合格ラインぎりぎりで、仕事と生活のプレッシャーから中国人は睡眠がよく取れていないことが分かりました。
報告によりますと、中国人の睡眠指数は合格ラインをぎりぎり超える64.3点でした。そのうち24.6%の人が60点以下の不合格である一方、94.1%の人の睡眠は合格ライン以上であるものの良好ラインに達するには大きな差があるということです。
報告は「都市によって睡眠状況の差が大きい」と指摘しています。河南省の鄭州は65.4点で中部都市の最高点となり、アモイやチチハル、重慶、西安などの都市と共に『グッドドリーム都市』にランクインされていますが、広東省の東莞は最も低い59.5点で、昆明、北京、広州と西寧と共に『不眠都市』に選ばれました。
全体的に見ると男性(64.8点)は女性(63.8点)よりよく眠り、未婚者(64.9点)は既婚者(64.3)よりよく睡眠を取っています。
また、所得水準も睡眠の質を左右する要素のひとつとなっています。都市部では、低所得層の睡眠は64.3点前後でしたが、所得が増えるに従ってその睡眠の質は徐々に下がる傾向にあります。
調査を受けた55.4%の人は仕事のプレッシャーが睡眠に影響していると答えていますが、56.9%は生活のプレッシャーでよく眠れないと答えています。また、82.8%の北京住民と82.4%の広州住民は特に生活面のプレッシャーを感じているということです。
なお、報告は睡眠に影響を与える10大要因をまとめており、突発的な事件、家庭関係、情緒、突発的な病気、生活のプレッシャー、仕事のプレッシャー、慢性病、夫婦関係、インターネット上での交友関係、性行為などが挙げられました。(Katsu、中原) 暮らし・経済へ
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