私は、Ong(オング)と唱えながら、カーラチャクラのスイッチを入れ始めた。そして、白いクリスタルからできたプルパ短剣がカーラチャクラに入るの見た。 AAH(アーッ)クリスタルの中がピンク色に光り金粉が散る。このような感じで、マントラの最後にあたるPhet (フェット)まで進めた。Phet (フェット)で、カーラチャクラの上に金色の息を吐き出すと、チャクラが割れて、そこに白い蓮の花が咲いた。そして、短剣をかざした12人の巨大な僧兵が現れた。僧兵達は、弘法大師の墓から飛び出し、蜘蛛の姿をした鬼たちを成敗し始めた。
Ong Aah Hum Hoh Ham Kshah Ma La Va Ra Ya Hum PHET!
Ong Aah Hum Hoh Ham Kshah Ma La Va Ra Ya Hum PHET!
マントラを唱えるたびに、次の順番で空に色が輝いた。
OM (白) AAH ( ピンク/ 金粉 ) Hum( 黄色&オレンジ) HoH (紫) Ham (濃紺/ ピンク) Kshah (褐色) Ma (つやのある黒) La (チャコールグレー) Va (緑) Ra (赤) Ya (黄緑色) Hum ( 黄色&オレンジ) Phet ( 金)
クリスマスツリーのごとく、空に色が点滅した。これをみて、私は、無事お役目が果たせたことを理解した。燈籠堂が13色の蓮の花へと代わり、そこにシャンバラが誕生した瞬間だ。
でも、なぜ日本にシャンバラが?弘法大師がいらっしゃるからか?日本人は、不動明王様に最も帰依している民族だからか。日本人は本当の意味での一体化を理解しているからか。理由は分からない。ただ、シャンバラは、間違いなく地球上に、しかも、この日本の高野山に誕生したのだ。
伝統に則り回峰行を終えることとした。寺に相当するチャクラの車輪を回すと、スピリチュアル界に存在していた場所が旋回しながら地上に降りてきた。それがチャクラとなり、ヤントラを作り、そして曼荼羅が描かれた。