震災不明者を捜索 真野川漁港で県警、福島海保
県警と福島海上保安部は合同で14日、南相馬市鹿島区の真野川漁港と同市原町区の太田川河口で東日本大震災の行方不明者を捜索した。
行方不明が家族などにいる住民の要望に応えて実施した。県警と福島海上保安部のほか、宮城海上保安部の巡視船「くりこま」の潜水士ら約50人が参加した。
加藤康雄福島海上保安部次長と渡部学県警本部機動隊長が激励し、捜索を開始した。潜水士が水深約3メートルの真野川漁港の海底や太田川河口の消波ブロックの間で行方不明者の遺留品などを探した。県警の水中ロボットカメラ2台で、海中などを捜索した。
県内の行方不明者は210人に上り、このうち南相馬市では93人が行方不明になっている。
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