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「給食費会計は不適切」 郡山市小中校 包括外部監査人が指摘

 郡山市の包括外部監査人を務める橋本寿公認会計士は14日、市役所で記者会見し、市内の小中学校の給食会計で帳尻を合わせ収支をゼロにする決算方法を改善すべきだと指摘した。
 橋本氏によると、市内の小中学校では年間で一人当たり750円程度の剰余金が発生しているという。このため、年度末に次年度に使用する調味料や食材を追加発注して収支決算をゼロに調整しているという。
 橋本氏は「無理やり収支をゼロにする会計処理は不適切。剰余金を次年度に繰り越して正確な決算書を作成すべきだ」と指摘した。
 小中学校の購買部については、購買部を設置している45校のうち26校で決算書が作成されていないとし、決算書の作成と保護者への決算報告を求めた。利益を上げている以上、申告納税義務があるともした。
 指摘を受けた市教委は「各学校やPTA、専門家の意見を聞いた上で対応を考えたい」としている。

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