農業用水給水制限へ 石川千五沢ダム、17日から
県中、県南両地方に農業用水や飲料水を供給している石川町の千五沢ダムの水位が大幅に低下し、ダムを管理する母畑地区土地改良区が17日から農業用水の給水を制限する見通しとなった。
14日午後3時現在の水位(ダム水面の海抜)は347.36メートルで、昨年6月に比べ4~5メートル程度低い。一日30センチほど低下しており、昨年9月の渇水時に記録した過去最低水位346.81メートルを超える可能性が高くなっている。
農業用水の給水制限量は未定だが、当面はまとまった雨が降らない予報のため、給水制限をしながら水位の回復を待つ。また、ダムから下流の川への放水量を制限できるか関係機関と協議する。
千五沢ダムは郡山、須賀川、石川、玉川、白河、中島の各市町村の約2800戸に農業用水を供給している。飲料水は石川町のほぼ全域と玉川村の一部が利用している。飲料水の利用制限は当面はないが、水位低下を受け石川町と玉川村は14日から住民に節水を呼び掛けている。
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