人を思いどおりに操るマインドコントロール、詐欺師、悪徳集団が使う10の心理テクニック
2013.6.14 09:00 知る・面白 # コメント(29)
マインドコントロールとはこれすなわち、強制によらず、さも自分の意思で選択したかのように、あらかじめ決められた結論へと誘導する技術や行為のこと。このテクニックを利用しているのが、世にはびこる詐欺師だったり悪徳業者だったりします。
マインドコントロールにはいったいどんなテクニックが用いられているのでしょうか?週プレNewsにその10のテクニックが公開されていました。
知らず知らずのうちにコントロールされないように、そのテクニックをあらかじめ知っておくことで防げる明るい未来があるのかもしれませんし、知っていてもダメな場合もあるかもしれませんが、念のためにチェックしておくことにしましょう。そうしましょう。
マインドコントロールに用いられる10のテクニック
1.返報性
人から何かプレゼントをされたり、「あなたは素晴らしい」などと称賛されたり、困っていることを手伝ってもらったりして恩恵を受けると、それに対して応えなければならないと思ってしまう心理は返報(へんぽう)性と呼ばれています。 あまり親しくもないのに、親切に近づいてくる人の中には、下心がたっぷり含まれている場合もあるってことなのだと思います。
2.コミットメントの一貫性
自分が一度何かをしたら、その後もつじつまの合う行動を一貫して続けたい、あるいは一貫していると人から見られたいという心理のこと。自分で決めたことや約束したことを、後から変更することは非常に難しいと言われています。
会員カードなども簡単に作れるのよりは、多少手間がかかるほうが、「せっかく作ったのだから、使ってみよう」という気持ちにさせられるそうです。また、ひとつひとつ自分で決断したように仕向けられると、こうした心理と相まって、「今やめると結果的に損をする」「なんのために今までがんばってきたんだ」などと考え、引き返すことができなくなるそうです。家とか株とか暴落しても手放せない心理もここから来てるのかな?実際には結果的に損をするのに。いわゆるサンクコスト効果ってやつですね。(サンクコスト効果と「もったいない」)
3.権威性
人間誰しも権威には弱いもので、権威のある人の指示には深く考えずに従いがちなところがあります。そのため権威者、もしくは権威があるとみんなから思われていそうな著名人との関係を強調されると、ついついその人や団体を信用してしまいやすくなるそうです。
4.ローボール
まず最初は、相手が受け取りやすい“低い球”を優しく投げることから始める勧誘テクニック。いきなり、「この絵を買ってください」「会員になってください」「入信しましょう」と言われたら誰でもすぐに拒絶するはずですが、「手相の勉強をしています」「アートに興味はありませんか?」などと声をかけられたら心理的抵抗感が薄くなります。勧誘された者は「それぐらいなら付き合ってもいいか」と感じて、引き込まれやすくなるそうです。
5.好意
人は誰でも、自分が好意を抱く相手からの依頼は受け入れやすい。また、受け入れてあげなければならないと思うものなのだそうです。男女とも、それが恋愛感情を抱いている相手ならなおさらで、「好きな人から頼まれたら、応えて当然」となるそうです。その場合、相手の願いを聞き入れることで好かれたいという心理も働きます。
また、最初はなんとも思っていない相手でも、自分の容姿やセンス、仕事ぶりなどをほめてくれた人、あるいは趣味や人生観などが合うと感じる人に対しては、だんだんと好意を抱くようになり、同じ心理状態に陥るそうです。
6.拒否したら譲歩
最初は、相手に拒否されることを前提として過大な要求を突きつけ、計算どおり拒否された時点で譲歩して、相手が受け入れやすい小さな要求に切り替えて承諾させるテクニック。
勧誘者は本来の目的を隠した何げない会話から言葉巧みに相手の資産状況、自由に使える金額、興味を持っていることなどをリサーチし、それぞれに合わせたレベルの取引や金額を持ちかけます。一般的なビジネスなどでも、日常的に使われているマインドコントロールのひとつです。
7.社会的証明
ほかの人が何を正しいと考えるか、何を選んだかに基づいて、物事が正しいかどうか、どちらがいいかを判断してしまう心理のこと。たとえ、その分野における専門家でなくても、自分の周囲にいる人や大勢の人、有名人が選んだと聞くと、そのものが正しく、素晴らしく思えてきて判断材料として強力に作用します。
そのため、「芸能人○○さんが選び抜いて愛用している」などという話を広めることが、非常に高い宣伝効果を生む結果となるのだそうです。
8.希少性
手に入りにくいとされるものほど、それを得るために自分に与えられた機会が貴重に思えてくるものです。「限定100個のみ」「再販なし」「今だけお得」などの言葉に動かされ、購入を決意したことがある人も多いのでは?っていうかパルモは基本こればっかです。
9.知覚のコントラスト
人間の知覚や認識は、対照的な刺激を受けることによって大きな対比効果が生まれます。例えば、高価なものを見せた直後に安いものを見せると、人は実際以上に安く感じてしまうそうです。新宿伊勢丹で洋服を見た後、ルミネにいくと全てが安く感じるのはこれなんですね、わかります。自ら陥れてどうするってことなんですが。
10.恐怖心
「このままでは病気になる」「除霊しないと災いが起きる」などと相手の恐怖心を煽り、入信させたり、高額の品物を購入させるのはカルト教団の常套手段。脱会を申し出た者には、脱会して不幸になった例を繰り返し示して、「無間(むけん)地獄に落ちる」「悪魔に狙われる」と恐怖をリアルにイメージさせて阻止しようとします。その場合、本人だけでなく家族や子孫、あるいはあの世の先祖までもが不幸になると叩き込むことによって効果がいっそう高まるそうです。
悪徳業者、暴力団とかでも、怖い役の人がガンガン脅して恐怖心をあおり、やさしい役の人が、フォローに回って懐柔されちゃうなんていう手、漫画とかでよくありますね。
ということで、こうやって文字にすると、「知ってた」ってことばかりなんですが、わかっていてもリアルで直面するとなかなかコントロールが効かずコントロールされてしまうのが人間の脳ってことで、今日も安全運転でいきましょう。身も心も。
via:人を思いどおりに操るマインドコントロールのテクニック - ライフ - 週刊プレイボーイのニュースサイト - 週プレNEWS
この記事を読んだ人はこんな記事に興味があります
コメント一覧
1. おまえら
1うっす!
2. おまえら
2ハゲ?
3. 本音
3宗教でよく言われる、マインドコントロール。
占い師や宗教幹部などに、神懸かったかの如く、交信し的中させるような者が心理を操る。
そうした輩が、関わる詐欺まがいもあるのは事実。
4. はぶ
4洗脳って、事の大小はあれど日常の中に恐ろしいほどに沢山の事例を見ることができますね。古い本だけど、リチャード・キャメリアンと言うひとの、『洗脳の科学』が面白くて参考になります。
5. おまえら
5悪用はよくないけど恋愛とかに応用できそう
6. おまえら
6マインドコントロールは別として
詐欺師は、単純に確率で引っ掛けるそうだよ
単純に言えば、道ばたで「鈴木さんお久しぶりです」と声掛けてれば、少なくとも数回鈴木さんを見つける事が出来る。その内雉子のような理由から、話し合わせてくる鈴木さんが居る。
宗教の勧誘も同じで、千人位に声掛ければ一人は反応するそうで
三人信者が居れば、後は勝手にある程度まで人が増えていく
ベースはやっぱり心理学のテクニックなんだろうけど
7. おまえら
7MMOでよくある手口が結構あるあれ絶対詐欺師雇ってるよな
8. おまえら
8俺も、ここ2〜3日マインドコントロールについて
文献やネットで事件など漁ってたんだけど
テレビのマインドコントロールが一番エグイと思う
飲み屋のお姉ちゃん達をコントロールしようとしたら
こっちがコントロールされちゃったよ
9. おまえら
9※8
テレビはエグイね
どういうふうに映像を編集してどういうBGMを足せばどういうふうに視聴者の感情を動かせるかものすごくわかってやってる
誰だったか、ジャーナリストだったと思うけど
オウムの報道を見続けた友人たちと、TV以外からの情報だけ見続けた自分との温度差があまりにもあり、友人たちがものすごく感情的なのでびっくりした、というコラムを書いてたことある
古い話だけど、部隊挨拶で「別に」を連発して顰蹙買ったやつの時も感じた
みなが一所懸命作り上げた映画にネガティブな影響を与えるからよくない…といいつつ、それを連日大騒ぎして取り上げたことへの責任は全く言われず小娘一人が生贄
そして、テレビのエグいところはマインドコントロールしてる本人たちが全く画面に現れないため、視聴者がほとんど気づかないこと
詐欺師なら詐欺師で面と向かって話す場面が必ずあるのに
10. おまえら
10※6
ここに載ってるのは全部、心理学がベースだね
サンクコスト効果とか(別名コンコルド効果)
そして、洗脳を解く方法がコワイ
別の価値観に洗脳する。
↑これ本当です。つまり、世間一般から見て偏りが激しすぎる価値観を、一般的な価値観に置き換えるということ。
11. おまえら
11こんなので騙される奴はよっぽどのアホだな
12. おまえらさん
12真っ先にグリーとディーエヌエーが思い浮かんだわ。
13. おまえら
13>>10
道徳教育や社会化も洗脳と同じだよね
14. おまえら
14姓名判断でぼろくそ言われて印鑑買わされそうになったり、
着物も手前に高級品を置き、そして徐々に安物への配置・・等々。
うわ~ほんとマインド・コントロールに囲まれているのですね!
私的には、初対面から調子いい人とやたら友達連呼する人は
要注意!!かな。
15. おまえら
15※11 最初っからアホしか狙ってないから正しいやり方と言えるね
16. おまえら
16影響力の武器って本のほぼ完全なパクリをあたかも自分の意見のように言う週プレはゴミ以下 引用元くらい書くのが礼儀だろ
17. おまえら
17性格によると思う。
私は勧誘の電話等「いりません」と言って無理矢理切る。
東京の人や気の弱い人は相手が話してる間は切れないといってずーっと相手をしてる。
バカとしか思えないし、こうゆう人達がひっかかるんだろうと思う。
18. おまえら
18元ネタは「影響力の武器」
19. 空缶
19「結論ありきですよね? だから、何で俺が買わないといけないかの根拠を出してください」
とかズケズケ突っ込むのが好きなので詐欺師も普通の人も寄って来ないですw
20. おまえら
20足立16中事件ってのがあって
社会の授業で生徒達を反日洗脳してた教師が父兄から偏向教育だと訴えられた事件
そのやり口がどうも統一教会のマインドコントロールに近い
その教師は敗訴して韓国へ逃亡
21. おまえら
21宗教勧誘には別に何も言ってやらない。
かつてこの世に存在した全ての「無視」より完全な「無視」をお見舞いするだけ。
22. おまえら
22こういうのひっかる人がアホに違いない、と見下して悦に入っているコメントちらほらあるが…
心理学的にひっかかりやすいタイプを大別すると
「自分だけは大丈夫」
と思っているタイプも含まれる。
23. おまえら
23元広告屋だわ。
諸事情でもう、カメラの世界に戻る事は無いと思う。
今、九州に居るんだけど、マインドコントロールというものの簡単な解除法があるんだ。
私が最近まで風俗関係の動画を作っていたんだけど、いくつかの動画のパーツを0.7〜1.5秒に細切れにして25秒〜30秒に納めた動画を1本作る。
そうするとエンドユーザー。つまり消費者は商品に対して「これは良い!」と勘違いしてしまう。所謂、簡易的なサブリミナル効果だな。
そうする事でユーザーをコントロールする事が可能なんだけど、実はTVと違うのはエンドユーザーがコントロールを解除する方法がある。
一つは2ちゃん脳ってやつなんだが…。「これは偽り」と思い込む方法、そしてもう一つは「サブリミナル」と知っている事だ。
TVとネット動画の違いは見えないところで共有している感覚があるかどうかであり、TVは見るがネット動画を共有する事はほぼない。
そういう地域こそコントロールされやすい県民性があるから注意が必要な。
逆に言えばそれだけマインドコントロールされやすいっという証明にもなるわ。
24. おまえら
24金銭の絡む詐欺の場合、騙される奴と騙されない奴の差は
金を持ってるかどうかで決まる。金をもってない奴は騙されない。
ソースは、オレ。
1mmでも自分から、金を使わせる臭いを感じ取ると
「貧乏なオレから、まだ貴様はとる気なのか!?」と一瞬で嫌悪に変わる。
真に騙される奴は、騙された事すら認めようとしないし。金に余裕のある奴。
25. おまえら
25※5
成功はしたものの あとになってマインドコントロールが解けた時が哀しいよね (´;ω;`)
26. おまえら
26てか、これはマーケティングそのものでもあるな。
ビジネスもカルトも、根っこは同じ。
実際、資本主義もグローバリズム化して悪党集団のグローバル企業が世界を制覇。
ビジネスもカルトも同じや。
27. おまえら
27ナンパでも使える。今からどこかでご飯しようよ→電話教えてよ→じゃあメールでもいいよ。
28. おまえら
28>>27
良い営業マンは男も女もナンパするって言うからね。
ただ、しゃべるだけじゃ駄目なんだよね。しゃべるだけだと詐欺師とかマインドコントロールになるから、相手の意見も聞いてのディベートが必要と言う絶対的な境界線があるんだけどね。
29. おまえら
29「騙される奴は馬鹿。私は絶対騙されない」より
「私はうっかり騙されるかもしれない。気を付けなくちゃ」と思ってる方が
詐欺には遭いにくいと思う
自分が詐欺師なら前者の驕りと思考停止につけ込む方が楽だと思うし