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経済
【関西の議論】ネット地図に幻の四国ローカル線 「ゼンリン」ミス、7年間誰も気づかず
表記ミスについては、同社のキャラクター「ことちゃん」がツイッター上で「独特な略しかた」と皮肉っているほか、「どこの会社だよ」といった書き込みも見られる。
一方、ゼンリン広報部は「日本地図全体の膨大な情報を扱うため、誤った経緯は分からないが、入力ミスがそのままになっていた可能性が高い」と説明。これまでも表記間違いや名称変更の指摘を受け修正を行っているが、「公共的な施設で誤りがこれだけ長い期間、気付かないのは珍しい。申し訳ない」と恐縮している。
インターネット上の地図をめぐっては、アップルが昨年公開した自社製地図アプリで多数の誤記が見つかり問題となった。羽田空港のある場所が「大王製紙」とされたほか、大阪方面でも大阪府庁の上に天満橋駅が、大阪湾上に桜島駅があったり、伊丹空港が阪神水道企業団とされたりした。アップルは今春にアプリの地図を改善したが、今回の場合はどうか。
ゼンリンは地図検索サービス各社の契約状況に合わせて年数回、地図データを更新している。同社は近く正しく表記した修正データをMD20130522696194配信するが、担当者は「各社が加工する期間もあるので、地図に反映されるまでは数カ月かかるのではないか」としている。
地元で聞き慣れない幻の鉄道会社「高琴電鉄」。本当に幻になるには、もう少し時間がかかりそうだ。
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