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【政策ウォッチ編・第28回】 生活保護法改正案は「水際作戦の法制化」!?
衆議院・厚生労働委員会での攻防(上) ――政策ウォッチ編・第28回[2013年06月14日]
2013年6月4日、衆院本会議で可決された生活保護法改正案は、現在、参院での審議・採決を待つ状態となっている。今国会で成立する可能性は、非常に高い。では、このまま成立してしまったら、何が起こるのであろうか? -
【政策ウォッチ編・第27回】 「自立支援」は、生活保護費削減の切り札か?
貧困の拡大を助長しかねない
「困窮者自立支援法案」を検証 ――政策ウォッチ編・第27回[2013年06月07日]
2013年5月24日、衆議院では「生活保護法改正案」と同時に、「生活困窮者自立支援法案」に関する審議が開始された。この法案は、「自立支援」という名称とは異なり、低賃金労働を余儀なくされる多数の人々を作り出す可能性が懸念される。 -
【政策ウォッチ編・第26回】 修正が加えられても未だ数多くの問題点が
生活保護法改正で追い込まれるDV被害者たち ――政策ウォッチ編・第26回[2013年05月31日]
2013年5月24日、衆議院での審議が始まった生活保護法改正案は、申請手続きを極度に困難にするなど、多くの問題点を含んでいたが、審議を通じて、この問題に修正が加えられる見通しとなった。では、申請手続きの問題が解決すれば充分なのか? -
【政策ウォッチ編・第25回】 「生活保護からの脱却」は夢に終わるか
貧困にあえぐ障害者一家に育った50代男性のいま ――政策ウォッチ編・第25回[2013年05月24日]
千葉県に住む馬場寿一さん(仮名・51歳)は、千葉県の県営住宅で、弟と2人暮らしをしている。馬場さんは精神障害者で、弟も難病を抱えた身体障害者だ。しかも、2人の両親も障害を抱えており、兄弟は障害者一家のなかで貧しい生活を送ってきた。 -
【政策ウォッチ編・第24回】 事実上、利用できない制度へと変わる!?
生活保護法「改正」案の驚くべき内容 ――政策ウォッチ編・第24回[2013年05月17日]
生活保護費の引き下げを含む生活保護法改正案が、5月17日にも閣議決定されようとしている。この改正案の内容を見ていくと、事実上、生活保護申請を極めて難しい状況にしており、生活保護制度が有名無実化、既得権化する可能性がある。 -
【政策ウォッチ編・第23回】 「デフレによる物価下落」は事実なのか?
不明瞭な根拠による生活保護基準引き下げへの疑問 ――政策ウォッチ編・第23回[2013年05月10日]
2013年4月16日、平成25年度予算案が衆議院を通過した。この予算案には、生活保護基準引き下げ方針によって削減された生活保護費が含まれている。今回の引き下げの根拠となったのは「デフレによる物価下落」とされているが、果たしてそれは事実なのか。 -
【政策ウォッチ編・第22回】 生活保護は「恩恵」と発言した厚労相と
低所得層の実態把握なしに進む衆院予算委への疑念 ――政策ウォッチ編・第22回[2013年04月19日]
2013年4月16日に、平成25年度予算案が衆議院を通過した。予算案には、生活保護基準引き下げ方針によって削減された生活保護費が含まれている。この衆議院予算委員会では、現役の厚労相が生活保護を「恩恵」と驚きの発言まで飛び出した。 -
【政策ウォッチ編・第21回】 インフレ、消費税増税でも生活保護費は引き下げ!?
厚労省が根拠にする「物価下落」のマボロシ ――政策ウォッチ編・第21回[2013年04月12日]
厚労省の生活保護費引き下げ方針は、2013年8月、いよいよ実施されようとしている。生活保護費引き下げの根拠の1つは、デフレの影響による物価下落だ。では、予定されている生活保護費引き下げ幅は、物価下落幅に対して妥当だろうか? -
【政策ウォッチ編・第20回】 生活保護は誰のための制度へと変わるのか?
厚労省・課長会議で明らかになった新たな運用方針 ――政策ウォッチ編・第20回[2013年04月05日]
3月11日、厚生労働省・社会・援護局関係主管課長会議が開催された。生活保護を中心とした援護政策について、次年度の厚生労働省方針が、全国自治体の担当部署の課長たちに示される場だ。その場では、どのような方針が示されたのだろうか? -
【政策ウォッチ編・第19回】 ギャンブル依存症を知らずに依存症対策!?
「生活保護費浪費禁止条例」が逆効果になる可能性 ――政策ウォッチ編・第19回[2013年03月29日]
兵庫県小野市議会は「小野市福祉給付制度適正化条例」を可決した。問題となっているのは、「生活保護受給者等が、ギャンブルなどの浪費を行っている場合には、地域住民が市に情報を提供する」という部分。この試みに成算はあるのか。 -
【政策ウォッチ編・第18回】 「生活保護費でギャンブル禁止条例」は本当に必要か
全国初制定を目指す兵庫県小野市の主張[2013年03月22日]
2013年2月27日、兵庫県小野市議会で提出された「小野市福祉給付制度適正化条例」が、物議をかもしている。内容は「生活保護など福祉給付を受けている人々がギャンブルなどの浪費を行わないように地域住民が見守る」というものだ。 -
【政策ウォッチ編・第17回】 貧困層の子どもたちを“悪い学校”に行かせない!
アメリカ・ボストン郊外で続く約30年間の試み ――政策ウォッチ編・第17回[2013年03月15日]
アメリカ・ボストンで最も貧しい地域の1つであるダドリー地域。荒廃したこの地域再生の目的で、1984年に設立されたNPOがある。このNPOでは、貧困層の子どもたちに貧困を連鎖させないための様々な取り組みを行っている。 -
【政策ウォッチ編・第16回】 「最低賃金が下がる」だけじゃなかった!
明らかになった生活保護引き下げの広く深い影響 ――政策ウォッチ編・第16回[2013年03月01日]
1月下旬、政府によって生活保護基準引き下げの方針が打ち出されて以後、その内容が時々刻々と明らかになってきた。生活保護基準の引き下げが、広く国民全体の生活に中長期的に与える可能性のある影響は、現時点では想像を絶するほど広く深い。 -
【政策ウォッチ編・第15回】 日本の生活保護を海外と比較することは妥当か?
格差社会アメリカ・ボストン市で見た貧困層の実態 ――政策ウォッチ編・第15回[2013年02月22日]
日本の生活保護基準が「高すぎる」とされる時、比較対象とされるのはOECD諸国の公的扶助水準である。なかでもアメリカは、日本で公的扶助水準が低い国として知られている。そこで今回は、アメリカ・ボストンで見た困窮者の生活を紹介したい。 -
【政策ウォッチ編・第14回】 生活保護当事者はジェネリック医薬品利用が原則に!?
厚労省が促進する後発品処方の知られざる影響 ――政策ウォッチ編・第14回[2013年02月15日]
生活保護受給者に対する医薬品の処方は、ジェネリック医薬品を基本とする方向へ向かいつつある。では、ジェネリック医薬品は、本当に先発薬と比べて「同じ効能で安くつく」と言えるものなのだろうか。 -
【政策ウォッチ編・第13回】 生活コストは上昇しているのになぜ生活保護費削減!?
「デフレ」を理由とした引き下げ論の不思議 ――政策ウォッチ編・第13回[2013年02月08日]
2013年1月27日、政府は生活保護基準の引き下げ方針を明らかにした。主要な根拠は、社会保障審議会・生活保護基準部会による報告と、デフレによる消費者物価下落である。果たしてデフレは生活保護基準を引き下げる充分な理由になりえるのか。 -
【政策ウォッチ編・第12回】 生活困窮者は日本経済低迷の犯人か!?
再起の可能性を奪いかねない厚労省の困窮者支援策 ――政策ウォッチ編・第12回[2013年02月01日]
厚生労働省・社会保障審議会は、2012年4月から12回にわたり、生活保護に代わるべき生活困窮者支援の新しい枠組みについて検討を行なってきた。しかし新しい枠組みは、むしろ困窮者の再起を遠ざけるようなものにしか見えない。 -
【政策ウォッチ編・第11回】 「生活保護10%引き下げ」への疑念
厚労省報告書から読み取れない保護費削減の根拠は? ――政策ウォッチ編・第11回[2013年01月25日]
2013年1月18日、厚労省社会保障審議会の生活保護規準部会が取りまとめた報告書を受けて、政府与党と厚労省は、生活保護基準を引き下げる方向とした。今回は、“報告書の検証”から本当に基準は引き下げられるべきだったのか検証したい。 -
【政策ウォッチ編・第10回】 最初から「引き下げありき」だった?
生活保護見直しを巡る厚労省と当事者・支援者の攻防 ――政策ウォッチ編・第10回[2013年01月18日]
厚生労働大臣は、2013年以後の生活保護基準について「全体として引き下げる」という方針を表明した。これを受け、当事者たちはいま、どのような思いでいるだろうか? -
【政策ウォッチ編・第9回】 なぜ自民党に“先祖帰り”してしまったのか
元民主党政策秘書が語る生活保護改革への危機感 ――政策ウォッチ編・第9回[2013年01月11日]
第2次安倍政権が本格的に動きはじめた。動きの中には、生活保護政策の見直しも含まれている。そうしたなか今回は、昨年12月の衆院選で落選した民主党議員のもとで政策秘書を務めた人物が語る現在の生活保護制度への思いを紹介したい。
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