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国連で日本大使「黙れ」発言に波紋
6月14日 7時25分

国連で日本大使「黙れ」発言に波紋
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先月、スイスのジュネーブで開かれた国連の委員会で、日本の人権人道担当大使が会場から笑い声が起きた際に「黙れ」などと声を上げ、その様子がインターネットの動画投稿サイトに掲載されて波紋を広げています。

これは、ジュネーブで先月22日に開かれた国連の拷問禁止委員会に出席した上田秀明大使が、委員会の終わりのあいさつの中で発言したものです。
委員会では、日本の刑事司法制度についての審査が行われ、出席者によりますと、委員の1人から「逮捕者の大半が有罪となるような日本の刑事司法制度は中世のもののようだ」という発言がなされたということです。
これに対して上田大使が「日本は人権の分野ではもっとも進んだ国の1つだ」と反論したところ会場から笑い声が起き、この際、上田大使が「黙れ、何がおかしい」などと声を上げました。
一連のやりとりはインターネットの動画投稿サイトにも掲載され、波紋を広げています。
委員会に参加した関係者は「このような場で大使レベルの人が『黙れ』などと発言するのは珍しいので驚いた」と話す一方で「会場で笑ったのは傍聴に来ていたNGO関係者で、大使の発言は彼らに向けられたものだったと思う」と指摘していました。

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