ジャスダック上場のゲームソフト制作会社「インデックス」(東京都)による粉飾決算疑惑で、同社が売上高を水増しするために行ったとされる「循環取引」に、50社以上の取引先が関与した疑いがあることがわかった。
証券取引等監視委員会は、大規模な粉飾工作が行われたとみて、検察当局への金融商品取引法違反容疑での告発を視野に押収した資料の分析を進めている。
同社は、ゲームソフト制作のほかに、インターネットや携帯電話、映像関連など多岐にわたる事業を展開しており、民間信用調査会社によると、取引先は100社以上という。関係者によると、インデックスは多数の小規模な取引先と協力して、架空の仕入れや販売を繰り返し、2012年8月期までの数年間に、数十億円の売り上げを水増しした疑いが持たれている。