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北朝鮮 日本からの慰霊訪問受け入れ
6月15日 19時53分

北朝鮮は、終戦直後の混乱のなかで死亡した日本人の遺族による慰霊の訪問を、15日から受け入れ、人道的な取り組みを強調することで、引き続き日本との関係改善を図りたいという姿勢をうかがわせています。

北朝鮮のピョンヤンでは15日、終戦直後の混乱のなか、今の北朝鮮に当たる地域で死亡した日本人の遺族ら12人が、中国・北京からの定期便で到着しました。
日本の植民地支配にあった朝鮮半島北部では、終戦後、飢えや寒さなどにより大勢の日本人が死亡し、このうち2万人余りの遺骨が北朝鮮に残されたままだとみられています。
遺族らは今月25日まで北朝鮮に滞在する予定で、遺骨が残っているとされるピョンヤンや日本海側の地方都市などを訪れ、慰霊することにしています。
北朝鮮東部のハムンで両親を亡くした、東京・町田市の今村了さん(79)は、「戦後68年目にして、ようやく来ることができました。亡くなった父は酒が好きだったので、墓前に酒を供えて、一緒に飲みたいと思います」と話していました。
北朝鮮は、去年夏以降、日本人遺族による慰霊のための訪問を認め、これまでにおよそ30人が訪れました。
北朝鮮としては、こうした人道的な取り組みを推し進めることで、引き続き日本との関係改善を図りたいという姿勢をうかがわせています。

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