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東南アジアの若者を日本企業に
6月15日 19時26分

東南アジアの若者を日本企業に
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経済成長が続く東南アジアで、日本の企業が、自社の企業文化などを理解する人材を育成するため、現地の新卒の若者を採用しようと、東南アジアの学生を対象にした合同の就職説明会をシンガポールで開きました。

この就職説明会は東南アジアの大学と交流する日本の大学の呼びかけで開かれ、シンガポールに拠点を置く日本の商社や銀行、メーカーなど12社が参加しました。
説明会にはシンガポールやタイ、インドネシアなど、東南アジア各国のトップレベルの大学に通う学生およそ300人が集まりました。
企業の担当者は、日本では異動を通じてさまざまな経験が積めるとか、日本語の研修が充実しているなどとアピールしていました。
一方、学生たちは、日本人社員との給与の違いや、将来の昇進の在り方などについて、熱心に質問していました。
大手銀行の担当者は、「長く働いて、いろいろな経験をし、将来は経営を担えるような人材がほしい」と話していました。
インドネシアの学生は、「子どものころから漫画などを通じて日本に興味がありました。金融やマーケティングの分野で働いてみたいです」と話していました。
アジアに展開する日本の企業の多くは、これまで経験者を中途採用してきましたが、ビジネスを拡大させるうえで、自社の経営方針や企業文化を理解する現地の社員が欠かせないとして、地元の大学を卒業してまもない優秀な若者を確保し育成しようという動きが広がっています。

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