システムの変更について
Twilがこれまで利用してきたTwitterの一部サービス(API)が6月11日に廃止されます。この変更に対応するためにTwilを新しいシステムに切り替えます。
新しいシステムでは、リスト管理など一部強化されている部分もありますが、これまでの機能の一部がまだ使用できません。使用できない機能は、今後対応する予定です。現時点で使える機能は「メモ」を参照してください。
新しいシステムを利用するためには、メールの送信先を変更する必要があります。また任意のタイミングでメールを送る「定期」と「速達」機能は、ユーザのメールアドレスを記録しない方針に変更したため基本的に使用できなくなります。「定期」と「速達」機能を使用するには、メールアドレスを記録する危険性を十分検討した上で明示的にアドレスの保存を許可する必要があります。
メールアドレスの送信先変更について
新しいシステムは、メールの送信先がこれまでのアドレスとは異なります。一度新しいユーザ毎の専用アドレスにメールを送信して、そこからのリンク(メールアドレス)を使用してください。
ユーザ登録時に発行された専用メールアドレスは、次のように変更されます。
旧システム:twil2-xxx@twil.jp
新しいシステム:Twil-xxx@twil.jp
変更箇所は、これまでの専用メールアドレスの頭のTを大文字にして、数字の2を削ります。ユーザ毎に異なるxxxの部分は、これまでと変更ありません。なおこのxxxの部分は、Twilを使うためのパスワードと同じですので、他のユーザには教えないように注意してください。
「定期」と「通知」(これまでの「速達」)機能について
新しいシステムでは、これまでの「速達」が「通知」に変わりました。
新しいシステムは、メールアドレスが流出する可能性をなくすためにユーザのアドレスをシステム上に記録しなくなりました。タイムラインの取得やツイートするには、送られてきたメールのアドレスに返信を送るのでアドレスを記録していなくても問題はありません。しかし任意の時点でユーザにメールを送る「定期」と「通知」機能は、ユーザのメールアドレスが記録されていないので機能できなくなります。
このメールアドレスの保存ポリシー変更に伴い、これまでの「定期」と「速達」の設定は、新しいシステムには引き継がれません。
もし「定期」と「通知」機能を使用したい場合には、メールアドレスが流出する危険性を十分に検討した上でTwilのシステム上にメールアドレスを記録する許可を与えて下さい。「定期」と「通知」の設定は、メールアドレスを保存する許可をした後で行って下さい。
メールアドレスの保存を許可するには、まず件名を「設定」とした空メールをユーザ毎の専用メールアドレスに送り設定メニューを取得します。この設定メニューの「メール全般の設定」でメールアドレスの保存を許可します。
「定期」と「通知」を使用しない場合には、メールアドレスを保存する許可をする必要はまったくありません。
「定期」と「通知」の設定方法は、これまでと同じです。ただし「速達」は「通知」に読みかえて下さい。
問い合わせ先
この件に関する問い合わせは、@twil_updatesまで送って下さい。同じ質問が多数あると思うので、質問をする前に@twil_updatesのツイートを確認すると既に同様な質問への回答が見つかり返信を待つ時間を省けることもあると思います。
メンテナンス作業について
上記のシステム変更後に、サーバのメンテナンス作業を行います。
メンテナンス期間中は、代替サーバを用意するので長時間Twilのサービスが停止することはありませんが、サーバの切り替えに伴い一時的にメールの処理に時間がかかったりアイコンなどが表示されなくなる可能性があります。
Twilとは
Twilは、「Tweet by Mail」(または「Twitter by Mail」)の省略です。名前の通り、携帯電話からメールを送ることで、Twitterにツイートする(つぶやく)サービスです。メールさえ送れれば、携帯電話に限らず使用できます。Webページさえメールで読める。
Twilの特徴
- 安全
- Twilを利用するためにTwitterのユーザー名とパスワードを登録する必要はありません。OAuth認証という仕組みを使っているので、メールを送る携帯などのメールアドレスを登録するだけです(注1)。
- スピーディ
- メールなので、携帯電話を開いてすぐ「つぶやき」を書き始められます。サイトへの接続をイライラと待つ必要はありません。
- 手離れが良い
- 送信ボタンを押した後は何も気にすることはありません。
- 簡単
- 基本的に空メールを送るだけです。登録時に発行されるあなた専用のメールアドレスに空メールを送れば、最新のタイムラインが返信されてきます。メールに本文が書かれていれば、Twitterに書き込まれます。これだけ。
- プロフィールや返信、DM、ヘルプを読みたい時、RTや「お気に入り」登録をしたい時は、Webページのように返信メールのリンクをクリックする(リンクされたメールアドレスに空メールを送る)だけです。複雑なコマンドを覚える必要はありません。
- 写真や動画を添えられる
- 写真や動画を添付してメールを送ると、写真や動画付きのツイートとなります。写真や動画は、Twilの画像公開サイトの他に、twitpicや「はてなフォトライフ」などに送ることもできます(注2,3)。
- 写真の向きを修正して、縦横正しい向きで写真を掲載できます。写真にGPSなどの位置情報が埋め込まれていれば、位置情報を付けてTwitterに書き込みます(注4)。
- リアルタイムの返信と公式RT通知
- Mention(返信)やツイートが公式RTされるとリアルタイムにメールする機能「速達」があります。ツイートからのタイムラグは、数秒。メールの配達時間のみなので、まさに携帯メールで話しているよう。メールの返信ボタン=そのツイートへの返信です(注5)。
- 多機能
- タイムラインの取得と書き込みの方法は、とてもシンプルです。しかし簡単なコマンドをメールの件名に書くことで、返信(自分の名前を含むツイート)とダイレクトメッセージ(DM)の取得の他、検索、フォローなどTwitterのほとんどの操作ができます。詳しい機能と使い方は、「Twilの使い方」を参照してください。
- 手抜き
- 「基本的に空メールを送るだけ」のはずなのに、コマンド? でも、それは最初の1回目だけです。
- 一度コマンドを使って取得した返信やDM、特定ユーザーのツイートや検索結果、リストのタイムラインなどは、以後そのFromアドレスに空メールを送るだけで常に最新の結果を取得することができます。メールアドレスを電話帳に登録しておけば、コマンドを毎回入力する必要はありません。
- 定期取得に対応
- 問い合わせなくてもタイムラインや返信などを定期的に取得することができます。定期取得には、タイムラインや返信のほか、DM、リストや特定ユーザのタイムライン、キーワード検索も登録できます。
- テキストメールにも対応
- Twilは、デコメールなどと呼ばれるHTMLメールが初期設定です。そのため通信量が増えてしまいます。そんな時にはテキストメール。返信メールに書かれているメールアドレスにメールを送ることで、デコメールとほぼ同じ機能が使えます。多くの携帯電話では、メール本文中のメールアドレスを認識します。そのためメールアドレスを自分で手入力する必要はありません。
- 多少コマンドを覚えれば、よりシンプルなメールスタイルもあります。
- もちろん無料
- Twilの使用は、無料です。正確には、Google AdSenseなどの広告収入に頼っています(と言っても黒字化には遠く及ばないですが)。有料化しても使ってもらえるような「すごいアイデア」を思いついた場合は、有料版を作る可能性はあります。そしてゆくゆくは、南の島でのリゾートライフが夢かな。
注1 TwitPicやimg.lyなどはユーザ登録やパスワードの登録は必要ありません。しかし、一部の外部の写真公開サイトを使うためには、そのサイトのユーザー名とパスワードを登録が必要となる場合があります。
注2 動画に関しては、一部未対応の機種があります。特にauの古い機種は、動画に音声を付けられないことがあります。
注3 写真の掲載は、「twitpic」と「はてなフォトライフ」の他に「img.ly」に現在対応しています。写真のサイズは、最大4MBです。他のサイトに写真を送った時も、Twilのサイトにも同時に掲載されます。
注4 「イマココ!」ツイートをするには、写真の位置情報を取り込む他に、メール本文に位置情報を示すアドレスを 書くことで可能です。アドレスの挿入方法は、携帯電話のマニュアルを参照してください。
注5 Fromアドレスは、設定によりユーザ毎に同一にすることも可能です。これで、返信をユーザ毎に振り分けることができます。