ニュース詳細
ビール各社 夏に向け増産へ6月15日 15時1分
K10053251611_1306151814_1306151821.mp4
飲食店向けを中心にビールの販売が好調なことから、大手ビールメーカーの間では、需要が伸びる夏に向けて、ビールの増産に踏み切る動きが相次いでいます。
先月のビールの出荷量は、飲食店向けを中心に販売が好調だったことなどから、去年の同じ月より6%増え、ビール各社では景気回復への期待感が背景にあるのではないかとみています。
このため、「サッポロビール」は、夏に向けてさらに需要の伸びが期待できるとして、来月、千葉県の工場などでビールの生産量を去年の同じ月よりおよそ10%増やすことにしています。
サッポロビール千葉工場の吉田郁也工場長は、「家でも高い価格帯のビールを飲みたいというお客さんが増えるなど、堅調な需要が見込まれるので、供給体制をしっかりと整えたい」と話しています。
また、「サントリー酒類」も来月のビールの生産量を去年より15%増やすほか、「キリンビール」と「アサヒビール」も飲食店向けのビールの生産を増やすことにしています。
少子高齢化などで国内のビール系飲料の市場が伸び悩むなか、各社は比較的需要が堅調な高い価格帯のビールの販売を強化しており、需要が伸びる夏に向けて競争が激しくなりそうです。
[関連ニュース]
[関連ニュース] 自動検索 |
・ ビール系飲料出荷量 2か月連続増 (6月12日 11時30分) |
[関連リンク] |
|