四国電力は14日、定期検査で停止している伊方原発(愛媛県伊方町)1号機の原子炉補助建家の放射線管理区域内にあるバルブから放射性物質を含んだ水が漏れていた、と発表した。
四電によると、バルブは原子炉冷却水が失われた時に炉心に入れたり、燃料取り換え時に使ったりする水を入れるタンクにつながるもの。漏れた水は約40ミリリットルで、床にたまっていた。愛媛県によると、漏れた放射性物質は微量で、周辺への影響はなく、作業員への影響もないという。
四電は13日午後3時45分ごろ見つけ、周辺を含む4バルブを締め増しし、同4時52分に水漏れは止まった。漏れた水は拭き取ったという。バルブのゴム部品に劣化があった可能性があるとみて調べている。(奥村輝)
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朝日新聞社会部