毎日新聞社の社長や会長を務めた斎藤明さん(写真)が今月13日に死去した。79歳だった。
斎藤氏は1959年に東京大学文学部を卒業し、毎日新聞社に入社した。その後、ワシントン特派員や政治部長、論説委員長、編集局長、主筆を経て、98年6月に代表取締役社長に就任し、さらに2004年から05年には会長を務めた。
記者時代には「日米間の了解の下で、米軍の艦船が核兵器を積んだまま日本の基地に寄港していた」とする、故エドウィン・ライシャワー元駐日米国大使の発言を特ダネとして報じ、1981年に日本新聞協会賞を受賞した。また編集局長時代の92年には、日本メディアとして初めて、本格的な書評欄である「今週の本棚」を新設、日本社会の読書運動を主導した。
主筆時代の95年には、朝鮮日報社と共同で「日韓(韓日)国際環境賞」の設立を主導するなど、韓日両国の友好や、東アジアの環境問題の解決にも尽力した。同賞は、韓国や日本をはじめとする東アジア地域で環境保全のため貢献した人たちを毎年選び、賞を贈るものだ。また、毎日新聞社社長だった2001年には、朝鮮日報社と共に「日韓(韓日)ワールドカップ(W杯)シンポジウム」を開催するなど、02年のサッカーW杯韓日大会の成功に向け尽力した。喪主は妻の冨佐子さん。