憲法96条:改正に反対 真宗大谷派が決議 /京都
毎日新聞 2013年06月15日 地方版
真宗大谷派(本山・東本願寺)の最高議決機関である宗議会と参議会はこのほど、憲法96条の改正に反対する決議案を全会一致で可決した。
決議では、改憲発議の要件緩和について「(憲法は)政府を規制する国の最高法規で(中略)、その改正にはあえて厳しい制約が定められています」と指摘。太平洋戦争に協力したことを反省し戦争の未然防止をうたった「不戦決議」(1995年)を前提に、「念仏者として、恒久平和を願う現日本国憲法を守らねばなりません」とし、改正反対を強調した。【花澤茂人】