フィリピン合宿に旅立った和毅=成田空港で(竹下陽二撮影)
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亀田家三男でWBO世界バンタム級5位の亀田和毅(21)=亀田=が14日、成田空港からフィリピン・セブ島での合宿に向けて出発した。8月1日に同地で同級王者パウルス・アンブンダ(32)=ナミビア=に挑戦する。現地ではスパーリングなどの実戦トレーニングを消化し、21日にいったん帰国予定。
セブ島はこれまでも長男興毅、次男大毅が合宿をするなど、亀田家にとっては準フランチャイズ。しかし、メキシコを拠点としてきた和毅は足を踏み入れたことがなく、今回は本番に向けての下見の意味もある。
和毅は「人生がかかった試合。3兄弟世界王者は、俺だけじゃなく亀田家の夢。負けたらどうしようというプレッシャーもあるけど、それに勝っていかんと。勝てば人生も変わる」と気合十分だ。
スーパースターのWBC世界ウエルター級王者メイウエザーがリラックスするため試合直前までガムをかんでいることを知り、普段からガムをクチャクチャさせてリラックスに努めているという。身長171センチとバンタム級としては長身。リミットは53・5キロで、現在の体重は約63キロ。体幹トレ効果で軽量級とは思えないほどビルドアップされているが、ぜい肉がなく、約10キロの減量は過酷を極めそう。戦いは既に始まっている。 (竹下陽二)
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