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【大リーグ】

ダルビッシュは7イニング1失点も勝敗付かず 5戦連続“足踏み”も「悪い流れじゃない」

2013年6月15日 紙面から

◇ブルージェイズ3−1レンジャーズ

 【アーリントン大城和美】またも足踏み状態から抜け出せなかった。レンジャーズのダルビッシュ有投手(26)は地元でのブルージェイズ戦で7イニングを3安打1失点に抑えたが、打線の援護なく、同点のまま降板。「自分の仕事は最低限できている。悪い流れではない」と右腕は振り返ったものの、これでメジャー自己ワーストを更新する5試合連続勝ち星なし。5月16日のタイガース戦での勝利を最後に、約1カ月も白星から見放されたままだ。

 流れを引き寄せられなかった。序盤からボールは荒れ気味で、先制点をもらった直後の3回は川崎への四球などで無死一、二塁。ここでカブレラにスライダーを右前に運ばれ、あっさり失点。試合を振り出しに戻された。その後も、5日前に対戦したばかりのブ軍打線に粘られ、7回を終えて110球。「我慢して、球数を投げさせようとした」(ブ軍手主砲エンカーナシオン)と相手の策略にはまり、リズムも、勝利投手の権利もつかめないまま降板した。

 ここ5試合はすべて6イニング以上を投げ、防御率もタイガース戦終了時の2・97から2・64に改善されている右腕。だが、味方打線の援護は7勝を挙げた最初の9試合が9回平均6・83点だったのに対し、この5試合は同1・82点と激減。好投しても報われないエースの現状に、ワシントン監督も「彼は試合をつくった。ただ、彼を援護する安打がない」と打線の不振を嘆くばかりだった。

 ダルビッシュ自身は「野球なので点を取れない時もある」と意に介さないが、エースで勝てなければチームの浮上は厳しい。地区首位のアスレチックスとは2ゲーム差。そろそろ春先の快進撃を取り戻したいところだが…。

 

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