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誰かの妄想・はてな版

2013-06-13

安倍内閣歴史修正五人衆が一人・下村博文文部科学大臣

さすがは五人衆中最強の歴史修正主義者と(私に)呼ばれるだけのことはあります。記者たちに事前に根回しをしているのか、ほとんど追及されていません。

下村博文文部科学大臣記者会見録(平成25年5月14日) 平成25年5月14日(火曜日)

科学技術・学術、文化、その他

記者)

 「日本維新の会」の橋下代表の、昨日の発言についてなんですが、橋下代表が慰安婦制度について、慰安婦制度は、戦争中については必要な制度であった、そして、旧日本軍による強制性というのは、確認されていないのだから、その点については、諸外国にしっかりアピールしていかなきゃいけないと、こういう趣旨の発言をされたわけですが、大臣も、かねてから、教科書記述などに関して、関心を寄せられてきたテーマだと思うんですけれども、この発言について、いかがお考えでしょうか。

大臣)

 私も、連休に、ワシントンに行き、またロンドンに行きまして、現地の関係者の方々から、我が国の、そういう歴史認識における発言が、相当誤解をされて捉えられているという思いを持ちました。つまり、これは韓国中国だけではなくて、世界が、そういう我が国の、有力政治家の発言について、そういう非常に微妙な、また、なかなか国内における、発言の理解というのが、世界の中では、必ずしもそのまま通用していない、ということを感じている中で、橋下代表の発言も、そういう意味で、タイミングが非常に悪い、このときにあえてその発言をするプラスの意味があるのか、というふうに私は思いますし、沖縄での発言というのは、これはもう、党を代表した人の発言ではないと思いますね。

記者)

 それは、米軍に、要するに、風俗業を活用してほしいという。

大臣)

 その辺のおじさんが発言していることではないですからね。党の代表としての発言とはいかなるものかというのは、もうちょっと、認識をする必要があるんじゃないかと、私は思いますけれどもね。

http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1334645.htm

「現地の関係者の方々から、我が国の、そういう歴史認識における発言が、相当誤解をされて捉えられているという思いを持ちました。つまり、これは韓国中国だけではなくて、世界が、そういう我が国の、有力政治家の発言について、そういう非常に微妙な、また、なかなか国内における、発言の理解というのが、世界の中では、必ずしもそのまま通用していない、ということを感じている中で」って何言ってんだかさっぱりですが、仕事できない記者のおかげで追及を免れています。


下村博文文部科学大臣記者会見録(平成25年5月31日) 平成25年5月31日(金曜日)

教育、科学技術・学術、スポーツ

記者)

 以前にも質問に出たようで恐縮なんですが、橋下市長の従軍慰安婦に関する発言に関連して、改めて大臣の慰安婦に対する御見解を確認させていただきたいのですけれども、先日、5月24日の内閣府の定例会見で、稲田朋美行革担当大臣が、戦時中は慰安婦制度ということ自体が、悲しいことであるけれども合法であったというふうに発言されました。それに対して韓国外務省が、女性の人権に対する冒とくという声明を発表する事態となっております。

 下村大臣は、昨年11月アメリカの地方紙に、稲田大臣とともに慰安婦が強制連行された証拠はないという意見広告の賛同者に名前を連ねていらっしゃるかと思うんですけれども、下村大臣の、慰安婦が当時は公娼(こうしょう)制度の下に合法であったという認識に立っていらっしゃったものかと、理解可能かと思うのですが、その上で合法だと述べた稲田大臣に関する韓国側の声明をどのように受け止めていらっしゃるのかということを見解をお伺いしたいと思うのですけれども、よろしくお願いします。

大臣)

 私は私として、この問題は随分前から取り組んでおりましたし、明確な意見は持っています。しかし、今は文部科学大臣としての記者会見でありますし、残念ながら海外ではそういうようなことを超えて、女性の人権問題という位置付けで、私は橋下市長の発言も相当国益にマイナスになっているというふうにそもそも思っていますし、今回のオリンピック招致にも影響を及ぼしかねないことになりかねない、更に発言を続ければ続けるほどですね。そういう、本来の意図と違う部分で国益にマイナスになることについては、こういう場ではコメントは差し控えたいと思います。

http://www.mext.go.jp/b_menu/daijin/detail/1335505.htm

聞きようによっては、慰安婦問題が女性の人権問題であることにすら下村大臣は不満のようにとれます。「本来の意図と違う部分で国益にマイナスになる」とか言ってますが、具体的には何も言わずに批判を避けようという意図が見え見えです。そもそも歴史修正主義という「本来の意図」が、女性の人権をはじめ排外主義容認、戦争被害者放置などの各種人権問題をもたらしている元凶なのですけどね。

rawan60rawan60 2013/06/14 02:49 >「なかなか国内における、発言の理解というのが、世界の中では、必ずしもそのまま通用していない、ということを感じている中で」

国内ウヨ向け、ウヨ同士の世界観、言説が世界の中では通用しない、ということの不満がダダ漏れ、というところでしょうかね。

うんうん 2013/06/14 21:40 >国益にマイナス

強姦はとても重い罪なのに、何千回何万回もの強姦は、想像も絶する途方もない罪になるんでしょう。

まあ、従軍慰安婦がとても大切に扱われたというのは、ある意味では事実なんだろうとは思いますが。

bogus-simotukarebogus-simotukare 2013/06/14 22:09 文科省(旧文部省)ってのは下村が大臣になる前から藤尾正行(中曽根内閣)とか中山成彬(小泉内閣)とか「下村すらまともに見える」すさまじい連中が大臣ですから。下村が根回ししてると言うより以前から文科省官僚が右翼大臣を追及されないために記者クラブを籠絡してるって話じゃないですか?。どっちにしろ恥ずかしいですけど。それにしても下村の場合、親学だのEMだのエセ科学にも親和的だってのがある意味「5人衆の中で最強」ですね。

うんうん 2013/06/14 23:47 「本日の水木サン」より

戦争中の話だが、敵のいる前線に行くために、「ココボ」という船着場についた。ここから前線へ船が出るのだ。そういうところには必ずピー屋がある。ピー屋というのは女郎屋のことである。(中略)ピー屋の前に行ったが、何とゾロゾロと大勢並んでいる。日本のピーの前には百人くらい、ナワピー(沖縄出身)は九十人くらい、朝鮮ピーは八十人くらいだった。これを一人の女性で処理するのだ。僕はその長い行列を見て、一体いつできるのだろうと思った。一人三十分としてもとても今日中にできるとは思われない、軽く一週間くらいかかるはずだ。しかし兵隊はこの世の最期だろうと思ってはなれない、しかし・・・・・いくらねばっても無駄なことだ。僕は列から離れることにした。そして朝鮮ピーの家を観察したのだ。ちょうどそのとき朝鮮ピーはトイレがしたくなったのだろう、小屋から出てきた。

(彼女がナニカを排泄する様子の描写)

とてもこの世のこととは思えなかった。第一これから八十人くらいの兵隊をさばかねばならぬ。兵隊は精力ゼツリンだから大変なことだ。それはまさに「地獄の場所」だった。兵隊だって地獄に行くわけだが、それ以上に地獄ではないか。と、トイレに行った朝鮮ピーを見て思った。よく従軍慰安婦のバイショウのことが新聞に出たりしているが、あれは体験のない人にはわからないだろうが・・・・やはり「地獄」だったと思う。だからバイショウはすべきだろうナ。

(*水木しげるの他の著作「水木しげる伝〜戦中編〜」によれば、彼女たちはこの後、病院船でココポを離れたが、途中潜水艦にやられ、全員が死亡したという。)
響 鏡子の服毒日記 - ココポの出来事から転載

とある通行人とある通行人 2013/06/15 10:08 私は下村大臣の選挙区の住人で、下村さんが政治家になる前にやっていた塾でアルバイトしていた経験があります。もう何十年も前ですね。下村さんって確かにトンデモな人みたいですけどその時の経験ではエネルギッシュでとても良い人でした。いわゆる今話題のブラック企業の社長さんたちみたいな猛烈系でもなくほんといい人なんですよ。
自民党ってこういう人が多いんですよね。政治的には?でも人間的にはけっこういい人みたいな。森前総理とかもきっとそういうタイプでしょう。安倍さんなんかもそうなのかな?
片山さつきは違うみたいですけどね。
評論家の小沢遼子さんも同じようなこと言ってました。
逆に菅さんみたいなのが左派には多いとか。
まあだからどうだって話ですけどねw

赤猫赤猫 2013/06/15 11:38 とある通行人さん

下村は昔からトンデモ話を子供にしていたのですか?
彼は「親学」とか「EM菌」、「ナノ純銀除染」、「“予言者”ジュセリーノ」、「幸福の科学」、「南京大虐殺否定論」、「従軍慰安婦否定論」等の学術的には箸にも棒にもかからないどころか明確に誤っているデマに片っ端から引っかかっているような男だからです。

scopedogscopedog 2013/06/15 12:16 >赤猫さん

意外と思われるでしょうが、私は下村氏に対し評価できる部分もあると思っています。
それはハーグ条約に関連する事案ですが、離婚後の別居親と子どもの交流を求める声に対し下村氏は積極的に対応している点です。確か下村氏自身、父親を事故で亡くし片親家庭で育っていたはずですので、家族問題に関しては割りと真摯に取り組んでいると言えます。子どもと引きはなれた別居親に対しては、社民党や共産党はどちらと言えば冷淡だったと言えるでしょう(支持団体の影響が否めないので、社共の本質的な問題とは思いませんが)。自民党などの保守も冷淡と言うか無関心と言うか、ですが、下村氏はそういった団体の集まりにも出たりしているんですよね。
もちろん、親学などの方向性の問題はありますし、この問題に対する彼の中の優先度も低いのでしょうけども。その他種々の事案に関する問題点も無視できませんから、全体としては下村氏を私は支持しないのですけどね。

とある通行人さんが言っている、会ってみるといい人な政治家は別に自民党に限った話じゃなく、共産党でも社会党でも同じです。なので、「逆に菅さんみたいなのが左派には多いとか。」などの伝聞を利用しての誹謗発言にはゲンナリしますね。

政治家というのは基本的に代弁者なのですから、代弁する意見の主、つまり支持者に対してはいい人なのは当たり前ですし、逆に代弁する意見をぶつける先、多くは行政府の官僚に対しては恫喝してくるトンデモな人であることが多いわけです。色々スタイルがあるので一概には言えませんけどもね。
まあ、一言で言えば、政治家だってただの人だということになるでしょうか。

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