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【プロ野球】

「辞めるべきだ」など苦情殺到 メール4000件 電話200本

2013年6月14日 紙面から

 統一球の変更を公表していなかった問題で、日本野球機構(NPB)の下田邦夫事務局長は13日、加藤良三コミッショナーが出席し、12球団代表者に経緯を説明する会議を14日に開くことを明かした。またこの日、東京千代田区内幸町のコミッショナー事務局には200件以上の苦情電話、約4000件のメールが殺到。職員が対応に追われた。

 午前10時の業務開始とともに下田事務局長から職員に謝罪があった。直後に、事務局にある電話が鳴りっぱなしになった。部長級の職員が応対したが、その数200件以上。午前中は8つの回線がふさがりパンク状態。業務に支障が出るほどだったという。

 公式サイトにもメールが殺到。12日午後5時半までは900件程度だったのが「飛ぶボールへの変更は知らなかった」という加藤良三コミッショナーの会見後急増。13日午後4時までに、計4000件に及んだ。NPB関係者によると「2年前の東日本大震災を受けての開幕問題以来の反響」だったという。

 内容は批判的なものが大半。抗議や苦情の対応に追われた職員によると「説明責任を果たすべき」と同時に「辞めるべきだ」「どう考えているのか」「もう一度会見をやるべきだ」と強く訴える電話もあった。

 事務局では12球団の代表者に今回の問題を説明するため、14日に加藤コミッショナー出席の緊急会議を開くことを決めた。謝罪、経過説明とともに、反発係数のデータ提示も行う予定だ。

 また下田事務局長は、混乱を招いたことを選手に謝罪する意向も示した。同事務局長は「12球団の選手に事情を説明したい。事務局員が球場などに出向くことになると思う」と話し、15日以降に事務局の担当者が各球場を訪れることを検討していると明かした。

 

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