"もちろん、大多数の庶民にはそうは映らない。みんなそんな頑丈じゃないし、たいてい勝者より敗者のほうが圧倒的に多い。でも渡辺美樹にとっては、それは切り捨てていい要素だった。影響の小さい要素だった。ここに罠がある。"
ドヤ顔で「シンプルに考えようぜ」って言ってくるヤツ:自分の頭で考えた結果
この記事は渡辺美樹の判断基準が間違ってるって言いたいんだろうけど、ぶっちゃけ、長期的・大局的な視野で見たとき、渡辺美樹は間違っていない。
間違っているのは、目先の利益しか見えてない民衆の方だ。
弱者救済なんて言えば聞こえはいいけど、全員救おうとしたら全員ダメになるのが世の常だ。
和民が従業員を大切にして、残業代は出る、バイトもいっぱい雇ってシフトに余裕を持たせる、なんて方向に舵切るのを、本当にみんな求めているのか?
もっと言えば、枝豆が500円の和民にお前ら行くのか?結局隣の笑笑に行くんじゃないのか?
渡辺美樹は、言ってみれば本田圭祐だ。
自分がとことん高みへ行くことによって、全体のレベルを引き上げようとしている。
本田に、代表初キャップの若造のアドバイスに乗ってあげてほしい、とか言うか?
違うだろう。
本田はそんなステージは、とうの昔に通り過ぎてる。
仲間のほうを向くのではなく、背中で語り、自分は世界の頂点とさらにその先のみを見据える。
そうすることによってのみ、日本代表が次のステージに行けるんだ、そう思ってる。
渡辺美樹も同じだ。
引用先の記事をマネて言えば、弱者救済を切り捨てたわけではなく、弱者救済のためのゴールが、実は世界で勝つことだったわけだ。
「1億円欲しいのか」発言も問題ありそうだが、渡辺美樹にとって、こんな小さな話は正直どうだっていい。
それこそ、シンプルに考えた結果だ。
結局のところ、景気さえよくなればなんだっていいのだ。
日本が沈めば、みんな終わりなのだ。
結果を出し続けてる人間の足を引っ張ってどうするんだ。
石原慎太郎が、木更津の成長戦略とかを口にしたら俺は失望するね。
東京が世界で勝つために、木更津には泣いてもらいます。
これくらい言ってほしい。
愚か者には、はるか先を行っている人間が考えてることなんてどうせ理解できない。
だったら愚か者がするべきことは、足を引っ張ることじゃなくて応援することでしょう。