メインメニューをとばして、このページの本文エリアへ

トピックス
このエントリーをはてなブックマークに追加
mixiチェック

取り調べ可視化、骨抜きの恐れ 幅広い例外認める素案

 【西山貴章】刑事司法改革の最大のテーマである取り調べの録音・録画(可視化)について、適用範囲を著しく狭める可能性の高い素案が14日、公表された。「捜査に著しい支障が生じるおそれがあるとき」は除外するなど、現在の試行範囲から大幅に後退している。議論している法制審議会(法相の諮問機関)の部会メンバーからは、厳しい批判が相次いだ。

 捜査や公判の改革案を話し合う法制審の「新時代の刑事司法制度特別部会」で示された。可視化については現在、裁判員裁判の対象事件のほか、知的障害者の事件や地検特捜部の独自事件などで試行されている。法制化に向けて特別部会は1月、制度設計のたたき台となる「基本構想」を提示。(1)裁判員裁判の対象事件について一定の例外を認めつつ、原則、全過程を可視化(2)可視化の対象範囲は取調官の一定の裁量に委ねる――とする2案を示した。しかし密室での取り調べで多くの冤罪(えんざい)を生んできた反省がないとして、取調官の裁量を認めた点を中心に、委員から異論が相次いだ。

 その後、特別部会の下部組織である作業部会が基本構想を話し合い、この日、素案を提示。基本構想(1)の例外事例について、「捜査上の秘密が害されるおそれがあること」「十分な取り調べをすることができないおそれがあること」など、捜査側の拡大解釈が可能な条件を盛り込んだ。批判された(2)案も残された。

続きを読む

最新トップニュース

この記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。

無料会員登録はこちら

朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら

今だけ!朝日新聞デジタルが、月額500円。詳しくはこちら

PR情報

検索フォーム

おすすめ

隣の人まで匂っているかも…除湿機を上手に使って、臭いにおい知らずの梅雨のお洗濯を

履いた靴下の色や模様がそのままブーツの模様に!憂鬱な雨の日も楽しくすごそう

まるで鳥かごのような傘なら肩が濡れるのもしっかりガード。雨の日は気に入った傘ででかけよう

さりげなく見えたら男度グ〜ンとアップ!こだわりの腕時計を身につけて

そろそろ薄着の季節。体のラインが気になる人は、このバッグを持てば一瞬でスタイル抜群に

ちょっとの風でおちょこになったり、濡れていると持ち運びに不便だったり…今年の梅雨はコレで乗り切る!

注目コンテンツ

  • ショッピング冷や奴がさらに濃厚な味に!

    水浸しの冷ややっこなんて…

  • ブック・アサヒ・コムネット選挙解禁

    日本はどう変わる?

  • 【&M】「能率手帳」がなくなる?

    長年の歴史に幕

  • 【&w】花のない花屋とは?

    父看取った母にオランダから

  • Astand政治にカネをかけずんば…

    金をかけない選挙と言われても

  • 朝日転職情報

  • 就活朝日2014

朝日新聞社会部 公式ツイッター

※Twitterのサービスが混み合っている時など、ツイートが表示されない場合もあります。