UPDATE 1-米卸売物価指数5月は+0.5%、予想上回る コア指数は+0.1%
(内容を追加しました)
[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日発表した5月の卸売物価指
数(PPI)は前月比0.5%上昇し、市場の予想を上回った。ガソリンや食品のコスト
増が響いた。
基調インフレ圧力は依然抑制されているため、米連邦準備理事会(FRB)が金融刺
激策を早期に縮小する理由とはならない可能性がある。
ロイター調査のエコノミスト予想は0.1%の上昇を見込んでいた。
前年比では1.7%上昇と、前月の0.6%上昇から加速した。
食品・エネルギーを除くコア指数は前月比0.1%上昇となり、前月と同じ伸び率と
なった。前年比では1.7%上昇し、3カ月連続で伸び率は横ばいとなった。
基調的にはインフレ圧力は抑制されており、内需が力強さを欠くなか、生産者はコス
ト増を消費者に転嫁するのが難しい状況だ。
ウエルズ・ファーゴ証券(ノースカロライナ州)のシニア・エコノミスト、サム・ブ
ラード氏は、「この統計で何かが劇的に変わるわけではない。来週FRBは現行の政策を
確認することになるだろう」と述べた。
PPI統計を受けて、米国債価格は若干上げ幅を縮小し、米株価指数先物は下げ幅を
縮めた。
内訳ではガソリンは1.5%、エネルギー全体は1.3%それぞれ上昇し、指数全体の
上げ幅の6割超をエネルギー価格が占めた。
消費者食品は0.6%上昇した。卵の価格が記録的な上昇をし、全体の上げ幅の6割
を占めた。
乗用車は0.5%低下した一方、軽トラックは0.4%上昇した。軽トラックの上昇
はコア指数の上昇の3分の2近くを占めた。
関連のグラフィックはこちらを参照ください。
link.reuters.com/hak93t
詳細は以下のとおり。
(1982=100、前月比は季節調整後、前年比は原数値%)
MAY April MAY13/12 March
完成品 0.5 -0.7 1.7 -0.6
食品・エネルギーを除くコア 0.1 0.1 1.7 0.2
消費者食品 0.6 -0.8 3.0 0.8
エネルギー全体 1.3 -2.5 0.7 -3.4
完成品指数(X) 197.0 196.0 N/A
居住用天然ガス(W) 4.0 4.5 18.3 2.1
ガソリン 1.5 -6.0 -2.4 -6.8
ヒーティング・オイル 4.9 -8.8 -8.8 -7.9
たばこ製品(X) 0.2 unch 4.5 unch
乗用車 -0.5 -0.2 -0.8 0.2
資本財 0.1 0.1 0.9 0.1
処方せん薬 0.3 0.6 7.3 0.4
中間製品 -0.1 -0.6 -0.2 -0.9
食品・エネルギーを除く -0.4 -0.2 -0.2 0.2
工業原材料 -0.6 -0.6 -1.7 -0.1
建設資材 -0.1 unch 1.8 0.3
エネルギー製品 0.5 -2.1 -1.6 -4.7
原材料 2.2 -0.4 7.6 -2.5
食品・エネルギーを除く(Y)-2.3 -2.8 -6.3 0.9
食品・飼料 2.1 -2.6 9.6 1.9
非食品材料 2.2 1.0 6.3 -5.2
エネルギー原材料(Z) 5.0 3.7 16.2 -8.5
石油(X) 5.5 -0.6 1.3 -14.1
W―1990年=100
X―季節調整前
Y―原油含まず
Z―原油含む
エコノミスト予想(ロイター調査)
PPI +0.1 pct
コアPPI +0.1 pct
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