4月から定期予防接種の対象になった子宮頸(けい)がんワクチンの「サーバリックス」について、厚生労働省は28日、説明文の重大な副作用の項目に急性散在性脳脊髄(せきずい)炎(ADEM)とギラン・バレー症候群が加わり、医療機関に注意喚起したと発表した。
販売開始から3年間でワクチンの副作用として、運動障害やけいれんの症状が出るADEMは3例、手や足の筋肉がまひするギラン・バレーは5例あったと報告され、3月末時点で説明文が改訂された。死亡例はないという。この間、約273万人が使っている。
子宮頸がんの定期予防接種は小学6年から高校1年の女性が対象。別のメーカーの子宮頸がんワクチンでも、この二つの副作用が説明文に記されている。
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朝日新聞社会部