NBCニュース

西海ストーカー殺人裁判 主文後回し
06月14日
一昨年、西海市で起きたストーカー殺人事件の裁判員裁判の判決公判が14日午後2時半から長崎地裁で開かれており、裁判長は主文を後回しにして判決理由を読み上げています。厳しい判決が予想されます。この裁判は同棲していた女性に暴力とストーカー行為を繰り返していた三重県桑名市の無職、筒井郷太被告28歳が一昨年、西海市で女性の母親と祖母を殺害したなどとして殺人などの罪に問われているものです。裁判で検察側は、被告が持っていた凶器の包丁や被害者の血が付いたコートを証拠として示し、「客観的な証拠からも被告が犯人であることは明らかである」などとして死刑を求刑しています。一方、筒井被告は警察の取り調べに対して犯行を認めていましたが、裁判では「殺害現場に行っていない」などと起訴内容を全面否認し、無罪を主張しており、今回の裁判は裁判員にとって難しい判断を迫るものとなっています。判決公判は午後2時半から始まり、重富朗裁判長は主文を後回しにして判決理由を読み上げています。主文が後回しになったことから厳しい判決が予想されます。(午後2時30分現在)
佐世保市議会開会
06月14日
6月定例佐世保市議会が今日開会し、職員給与を来年3月まで、平均4,3パーセント引き下げる条例案など18議案が提出されました。給与減額の条例改正案は国の要請に基づいて実施されるもので期間は来月から来年3月まで。改正案では一般職の減額幅は平均で4,8%特別職の減額幅は市長が15%、副市長や教育長などが10%となっています。また、国の緊急経済対策金を活用した建設事業費など盛り込んだ総額およそ7億8700万円の一般会計補正予算案が提案されました
玄海原発再稼働で県漁連決議
06月14日
九州電力玄海原子力発電所の再稼働をめぐり長崎県漁連は、九電側の対応次第では再稼働に反対する運動を行なうことを決議しました。この決議は県内漁協の組合長らが出席して開かれた今日の県漁連総会で採択されました。松浦市と海を隔てて立地する佐賀県の玄海原子力発電所をめぐって九州電力は原発の新しい規制基準が来月から施行されるのに合わせて3号機と4号機の再稼働を国に申請する準備を進めてます。これについて県漁連は九電に対して玄海原発で事故が起きた場合漁業者が納得できるような安全保障対策などを説明するよう要求、その上で九電側の対応次第では今後、海上デモの実施を含め沿岸漁業者が一丸となって強力に反対運動を展開するとした決議を採択しました。
雲仙温泉タンク事故 死者2人に
06月14日
雲仙市で発生した温泉タンクの事故で、病院で治療中だった35歳の男性が13日夜、死亡しました。これでこの事故による死者は2人となりました。亡くなったのは、雲仙市小浜町の「旅亭・半水盧」の従業員、佐藤友和さん35歳です。この事故は今月11日、「半水盧」の敷地内で温泉を貯めるタンクの掃除をしていた男性2人が倒れ、従業員の山下茂さん59歳が死亡。佐藤さんが意識不明の重体で病院に搬送されていたものです。佐藤さんは事故の翌日、一時、意識を回復しましたが、13日夜、容体が急変、午後10時過ぎ、病院で死亡が確認されました。警察は先に亡くなった山下さんの死因について「硫化水素中毒の疑いがある」としており、佐藤さんの死因についても司法解剖をして調べることにしています。