梅酒造りが始まり、従業員が一つ一つ丁寧に実からヘタを取り除いていった=13日、磐田市中泉で(川戸賢一撮影)
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低気圧の影響でぐずついた天候が続く中、磐田市中泉の千寿酒造で、純米梅酒の仕込み作業が始まった。地元の梅園から直径二〜四センチほどの南高梅二千三百五十キロを仕入れ、従業員らが実からヘタを取る作業に追われた。
梅酒は青梅を焼酎に漬けるのが一般的だが、少し熟して黄色みがかった実を純米原酒に漬け込むのが特徴。焼酎に比べてアルコール度数が低いため、菌が発生しやすく温度管理も難しいが、香り高く優しい口当たりに仕上がるという。
同酒造では、昨年秋ごろから酒類全般の出荷量が増えており、梅酒も例年よりやや多い四千五百リットルを製造予定。「十月には出荷を始めたい」としている。
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