星野監督「補強費に回せた」…本塁打減で4億円ラッキーゾーン新設
スポニチアネックス 6月13日(木)7時2分配信
◇統一球問題
闘将は我慢がならなかった。
コソコソとした隠し事を何より嫌う楽天・星野監督は「いまさら何を言ってるんだ!何十年も(野球を)やっているんだから、(変化は)分かっていた」と、NPBが今になって「飛ぶボール」に変えたことを認めた事態を一喝した。
何より楽天には直接的な「被害」があった。「ウチは“本塁打が出にくい”という理由でフェンスを前に出したんだ」。本拠地・Kスタ宮城は昨オフ、ラッキーゾーンともいえるフェンス「Eウィング」を新設。両翼を101・5メートルから100・1メートルに、左中間と右中間は117メートルから116メートルと狭くした。改修費は約4億円。指揮官は「あのお金はどうなるんだ?補強費に回せたな」。一方で今季の開幕後、打球が飛ぶことを確認して外野の守備位置を全体的に下げた。全ては事前の説明がなかったため。指揮官は「(分かっていれば)選手への指導法は変わっていた」と訴えた。
最終更新:6月13日(木)7時2分