「人ごとか」 暴言ツイートで被災者の怒りあらわ
東日本大震災、東京電力福島第1原発事故からの再建を支援する復興庁の水野靖久参事官(45)が短文投稿サイト上に暴言の書き込みを繰り返していたことが明らかになった13日、避難を強いられている本県の被災者たちは「当事者意識に欠けている。被災者や避難者のことは人ごとなのか」と怒りをあらわにし、被災市町村からは「被災地の現状を軽々しく考えているのでは」などと憤りの声が上がった。また、書き込みで中傷されたとみられる川俣町議会は水野参事官本人に来町を求め、意図について説明を求めることを決めた。
書き込みで川俣中傷?
川俣町議会は13日の6月議会最終本会議終了後、全員協議会で佐藤喜三郎議長が「川俣町議会を指すと思われる不謹慎なツイッターの発言があった」と報告、根本匠復興相に対し、水野参事官本人を川俣町に派遣し説明するよう求めることを決めた。
佐藤議長は「正確に川俣町議会を指しているかは分からないが、(書き込みのあった昨年の)11月15日は川俣町の全員協議会にのみ出席していたと聞いている。水野参事官に真偽と発言の意図を問いたい」とした。また、古川道郎町長は「復興を進めるべき国の職員なのに地域の実情を真剣に考えて仕事に当たっていないことの表れ。被災地の実態をしっかりと把握し、適切な対応を進められる職員を配置してほしい」と話した。
(2013年6月14日 福島民友ニュース)
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