選手会長・嶋激怒!コミッショナー“辞任勧告”
サンケイスポーツ 6月13日(木)7時0分配信
日本プロ野球機構(NPB)の加藤コミッショナーの謝罪会見を受けて、労組・日本プロ野球機構選手会、楽天・嶋基宏会長(28)=捕手=が12日の広島戦(Kスタ宮城)後、同コミッショナーを追及した。
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「組織のトップとして、自分のやっていることや知らないこと、自分の部下がやっていることには責任を持ってもらいたいです」
嶋は前日11日に選手会側の代表としてNPBと折衝。疑惑の解明に尽力し、怒りの矛先を今度は加藤コミッショナーに向けた。それは事実上の“辞任勧告”だった。
「コミッショナーには各球団に直接行ってもらい、説明してもらいたい。ファンにもです」と行脚してでも説明責任を果たせと注文した。
“飛ぶボール”騒動は一日にして球界全体に飛び火。選手会がこの日、登録約700人の選手に「事のてんまつ」をメールで一斉送信した。使用する道具の変更は直接、出来高などの契約問題にもリンクするだけに選手や球団が神経をとがらせるのは当然だった。
日本のエース、楽天・田中も「隠してもこうなることは分かっていた。選手、球団、ファンに失礼なのではないか。その体質がよくないと思う」とNPBを両断した。
お役所ともいうべき古い体質を改善すべし。嶋、田中のみならず怒りの声が一気に噴出した。
最終更新:6月13日(木)10時44分