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最終更新:2013年6月14日(金) 20時20分

ネット回線契約トラブル、電話相談を受け付け

 インターネット回線の契約をめぐるトラブルが増えていることから、国民生活センターは電話相談を集中的に受け付ける「ネット回線勧誘トラブル110番」を実施しています。

 「今あるものよりも回線が速くなって、料金も安くなるという話だった。より良いものになるなら、そっちの方がいいのかなと」

 1人暮らしをする女子大生。ある日、自宅に業者が来てこう言われました。

 「マンションのインターネット設備が変わった。今までの契約を変えてください」

 しかし、実際には設備は変わっておらず、女性は必要もないモバイルデータ通信を契約させられたといいます。

 「親の知らないところで、また変な契約しちゃったのかな。怖くなった」(不必要な契約をさせられた女性)

 国民生活センターによりますと、こうしたインターネット回線の契約をめぐる相談は年々増加していて、2012年度は4万2000件を超えたということです。背景には通信事業者の激しいシェア争いがあり、対策が後回しになっているとの指摘も出ています。

 「業界団体の取り組みも積極的にしているが、今後、どういう形でトラブルを減らすのか、各所で考える必要がある」(国民生活センター担当者)

 国民生活センターは14日と15日の2日間、集中的に電話相談を受けつけていて、問題点と課題を洗い出すことにしています。

 【ネット回線勧誘トラブル110番】 03−5793−4110

(14日16:50)

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