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維新失墜 大トリは東国原英夫

【政治・経済】

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2013年6月10日 掲載

猪木もオスプレイも“不発”


 落ち目の日本維新の会が批判をかわすため、目くらましの“矢”を次々と放っているが、外しまくっている。

 橋下徹共同代表(43)は9日のNHKの番組で、凋落(ちょうらく)のきっかけとなった従軍慰安婦発言について、「発言は正しいと思っている。時間が経つにつれて理解してもらえる」と強がってみせたが、苦しい。人気回復を狙って夏の参院選にアントニオ猪木を引っ張り出してみたが、盛り上がりはイマイチだ。

「いくら知名度があるとはいえ、猪木さんももう70歳、政界を引退してから18年です。ネットの住民である若い有権者にすれば、すっかり“過去の人”なんですよ」(永田町関係者)

 さらにオスプレイの八尾移転なんて、人気回復どころか、かえって反発を招いている。
 で、維新失墜の大トリに出てきたのが、東国原英夫衆院議員(55)だ。

 東国原は8日、都議選に日野市から立候補予定のタレント、佐々木理江(30)の応援演説で、こんなことを言った。

〈私の人生だって逆風だらけ。15年前の98年、ある不祥事を起こした。風俗事件だった。橋下さんも今回、風俗に関する発言だった……〉

<自分の「フーゾク発言」でヒンシュク>

 維新の会関係者がタメ息交じりに言う。
「本人はウケようとしたんでしょうが、笑いというより苦笑を買っていました。そもそも東国原さんは風俗店で16歳の少女と淫行したわけで、自分が風俗を活用したのと、橋下さんの風俗活用発言を同列に扱うこと自体、おかしいでしょう。この手の自虐発言はネットの住民の“大好物”です。参院選からネット選挙が解禁になるというのに、脇が甘すぎる。格好のエジキにされますよ」

 ま、維新幹部にとってみれば、橋下発言から有権者の目をそらせようとしているのに、思い出させてどうするんだって話だろう。

 そのうえ、10日発売の週刊ポストには「第2の舌禍事件!?」をすっぱ抜かれている。
 東国原は5月下旬、都内のホテルで開かれた参院選の維新新人候補者のパーティーで、公選法に触れる“投票呼びかけ”と受け取られかねないスピーチをしたという。

「ウケればいいという発想が、B級お笑い芸人なんですよ」(前出の維新の会関係者)

 維新の会の凋落は、先の衆院選で東国原を担ぎ出した時から始まっていたのかもしれない。

~2013年6月10日以前の記事~

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